カクシンハン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

カクシンハン(Theatre Company KAKUSHINHAN)は、日本劇団東京都渋谷区を本拠地としている。主宰は演出家木村龍之介

概要[編集]

東京大学で文学、蜷川幸雄カンパニー、及び文学座演劇附属演劇研究所で演出を学んだ木村龍之介が、主宰として2012年に旗揚げ。以降全作品を手掛けており、古典の大胆な解釈や斬新な演出を特徴とする。

演出・俳優・スタッフによるフラットな共同制作を行い、現在はシェイクスピア作品を中心として単独公演、プロデュース公演を行っている。2016年度シアター風姿花伝プロミシングカンパニー選出。[1]


2016年劇団を法人化、現在は株式会社トゥービーが劇団運営/マネージメントを行う。

公演スタイル[編集]

フルスケール公演(本公演)とポケット公演がある。

ポケット公演とは、ポケットに入れて持ち運ぶように、"古典を手軽にハイスピードで楽しんでもらう"というコンセプトのもと展開されているシリーズ。[2]

メンバー[編集]

  • 岩崎MARK雄大

公演作品[編集]

フルスケール公演(本公演)[編集]

ポケット公演[編集]

特別リーディング公演[編集]

俳優・アーティスト育成事業[編集]

カクシンハン・スタジオ[編集]

  • 俳優・アーティストのための実践的な育成・研修期間としてカクシンハン・スタジオを設けている。2018年度より第一期開始。
  • これからの演劇を担う人材を輩出することを目的として、主宰・演出家の木村龍之介をはじめ、所属俳優および現役で活躍する講師陣による演技・身体表現(発声殺陣ダンス歌唱含む)のワークショップ・稽古を中心に、演劇史・教養・アーティストマネージメント・語学などさまざまな講座を展開する。これらの年間に及ぶ活動と二度に及ぶ作品の発表を通じ、シェイクスピアを含めた古今東西の戯曲を上演するために必要な技術(演技朗読・身体・発想)と、自立したアーティストとして社会で活躍するスキルを提供する。[12]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 2016年度風姿花伝プロジェクトシアター風姿花伝
  2. ^ “カクシンハン、POCKETシリーズ最新作はシェイクスピア「夏の夜の夢」”ステージナタリー 2017年2月21日
  3. ^ “斬新な演出のシェイクスピア劇『カクシンハン版 オセロー Black Or White』”」エンタステージ 2015年3月13日
  4. ^ “演出家・木村龍之介率いるカクシンハンがシェイクスピアの人気作「リチャード三世」と「ヘンリー六世」をロングランで絶賛上演中!”」エントレ 2016年5月18日
  5. ^ “カクシンハン「マクベス」に白倉裕二、スタジオライフ鈴木智久ら”ステージナタリー 2016年12月20日
  6. ^ “カクシンハン「タイタス・アンドロニカス」復讐劇をドラマーとのセッションで描く”ステージナタリー 2017年7月19日
  7. ^ “シェイクスピア作品の中で最も血なまぐさい復讐劇『タイタス・アンドロニカス』――今夜も劇場へ”文春オンライン 2017年8月4日
  8. ^ “カクシンハン4年ぶりの「ハムレット」、アフタートークに糸井重里ら”ステージナタリー 2018年2月17日
  9. ^ みんなでカクシンハンの「ハムレット」を観よう!ほぼ日刊イトイ新聞
  10. ^ “東京で注目のカクシンハンが、初の大分公演!”」モーラ! 2016年7月12日
  11. ^ 2018年6月1日カクシンハン公式Twitterより。
  12. ^ カクシンハン・スタジオ(演劇研修所) - カクシンハン公式ホームページ

外部リンク[編集]