オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ
座標: 北緯51度26分4.2秒 西経0度12分52秒 / 北緯51.434500度 西経0.21444度
オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet Club)はイングランド・ロンドンのウィンブルドンに位置するテニス競技場。6月から7月に行われるウィンブルドン選手権の会場である。
1868年にオールイングランド・クローケー・クラブとして創設。1870年にはクローケーの試合が初めて行われた。さらに、1877年には初のウィンブルドン選手権を開催する事を契機に、現在の名称になった。
テニスコートは全部で19あり、その中でもセンターコートは同選手権の決勝などが行われ、イギリス最大のテニス専用競技場でもある。また、No.1コートはサブ会場としても使用されている。2009年にはセンターコートに引き込み式屋根 (retractable roof) が敷設され[1]、またNo.2コートが新設された。
同クラブは2012年のロンドンオリンピックにおいて、テニス競技の会場として使用された。通常は、白系統のウェアしか着用してはいけないことになっているが、このロンドン五輪に限り、特例として各国の国旗やナショナルチームのカラーのユニフォームの着用が認められたほか、通常緑色となっているスタンドの塀も、特別にロンドン五輪の大会カラーである紫とピンクの横断幕が使われた。[2]
脚注
- ^ Alix Ramsay「THE ROOF IS CLOSED」『Wimbledon』 AELTC、2011年11月11日閲覧。
- ^ テニスナビ・錦織圭などのオリンピック・テニス1回戦は29日(日)から(2012年7月28日 同9月7日閲覧)