オープンコンテント

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オープンコンテント: Open content)は、オープンソースからの類推によって生まれた概念で、文章画像音楽などの創作物などを共有した状態に置くことである。法律的に保護された共有と見ることができ、複製、配布や改変などについての制約がかけられていないことを指したり、またはそのような状態にある創作物を指す。

ある創作物がオープンコンテントであるということだけからは、それが具体的にどのような利用に対してオープンであるのかは必ずしも明らかではない。適用されるライセンスを確認する必要がある。

オープンコンテントは一般的に、改変するための元データ(ソースデータ)が同時に公開される。 これは、結果を単に共有するだけでなく、創造の過程や、更新の過程なども共有される。

パブリック・ドメイン著作権放棄と混同されることがあるが、オープンコンテントは著作権法の保護下に置かれ、ライセンスにより共有する形態が定義されている.

オープンコンテントの例

コピーレフトのオープンコンテントとして、ウィキペディアがある。また、ウィキペディアに限らず、一般的にウィキによるページもオープンコンテントと言える。

  • Open Directory Projectは、非コピーレフトのオープンコンテントである。
  • フリー教材開発コミュニティFTEXTは、高校数学教科書などを配信している。

ライセンスの種類

関連項目

  • オープンソース は、オープンコンテントの元になった概念で、特にコンピュータソフトウェアに対して使うことが多い。
  • GNUプロジェクトは、ソフトウェア以外に適用できるフリーなライセンスについての定義をしている。これは、フリーなコンテントの定義に使われる。