エプケ王国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2022年11月6日 (日) 12:25; Zomba2022wataru (会話 | 投稿記録) による版 (+cat)(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

エプケ王国 (Epké、またはエペ Epe、アペ Ape) は、ポポ(フラ)を出自とする17世紀に存在したアフリカの国であり、アラダ王国の属国であったが、ラグーンに守られていたため著しく独立性を保ち、ダホメ王国との貿易に利用されていた。エプケ王国はコトヌーの東に位置していた。エプケ王国の祭祀の中心はジェファであった。

1661年のポルトガルオランダの条約により、ポルトガルの黄金海岸東方に位置するエプケ港とアジュダ港(ウィダー)の2港を使用することを許可し、その際には、貨物の1/10の価値を持つものをオランダ東インド会社総督に納め、エルミナ港に寄港することが条件とされていた。18世紀になると、エプケはバダグリ(1743年)、ポルト・ノヴォ(1758年)、オリム(ラゴス)の海軍泊地に取って代わられた。

参考文献[編集]