エビアン選手権
エビアン・マスターズ | |
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トーナメント情報 | |
創設 | 1994年 |
開催地 | フランス・エヴィアン=レ=バン |
開催コース | エビアン・マスターズゴルフクラブ |
基準打数 | 72 |
ヤーデージ | 6,347ヤード |
ツアー |
LET LPGA |
競技方法 | ストローク |
賞金総額 | US$3,250,000 (2010) |
開催月 | 7月 (2010) |
最高記録 | |
最少打数 | 267 ジュリ・インクスター (2003) |
通算スコア | -21 ジュリ・インクスター (2003) |
最新優勝者 | |
宮里藍 |
エビアン・マスターズ(Evian Masters)はフランス、エビアンのエビアン・マスターズゴルフクラブで毎年7月に行われる、欧州女子ゴルフツアー(LET)と全米女子プロゴルフ協会(LPGA)が共同開催するゴルフトーナメント。2013年から開催時期を9月に移動し、第5のメジャー大会となる予定[1][2]。
詳細
1994年創設のゴルフトーナメントで、大会名に「マスターズ」が付されているとおり当初はLETのメジャー大会として開催されていた。2000年からはLETとLPGAの共催となり、同年以降は賞金がドル建てとなる。同大会は全英女子オープンの直前に開催されるため、イギリスに近い場所での開催ということもあって全英女子オープンの前哨戦としての意味合いが強い。ただしエビアン・マスターズがLPGA・LETの共催なのに対し全英女子オープンはイギリス女子ゴルフ連合の主催であるため、2004年以降はエビアン・マスターズの賞金総額・優勝賞金が全英女子オープンのそれを上回るという逆転現象が起こっている。そのため、世界女子メジャートーナメントの大会ではないが、それに準ずるビッグトーナメントという位置づけが出来よう。
特徴
例年温暖かつ安定した気候のもとで開催され、コースとなるエビアン・マスターズゴルフクラブも難易度のそれほど高くないゴルフ場であることから、優勝争いは毎年のように「ビッグスコア」と呼ばれる、2桁のアンダーパーでの決着となる。エビアン・マスターズゴルフクラブで行われる4日間の同大会のスコア最高記録は2002年にこの大会を制したアニカ・ソレンスタムによる19アンダーであり、代替開催も含めると2003年覇者のジュリ・インクスターによる21アンダーという記録がある。
2団体共催ということもありエビアン・マスターズへの出場資格は他大会に比べ厳しめであるが、その一方で2006年までは「予選落ち」が存在せず、出場者全員が成績に関わらず最終日までラウンドできる大会でもあった。
歴代優勝者
- 1994年:ヘレン・アルフレドソン( スウェーデン)
- 1995年:ローラ・デービース( アメリカ合衆国)
- 1996年:ローラ・デービース( アメリカ合衆国)
- 1997年:小林浩美( 日本)
- 1998年:ヘレン・アルフレドソン( スウェーデン)
- 1999年:カトリン・ニルスマーク( スウェーデン)
- 2000年:アニカ・ソレンスタム( スウェーデン)
- 2001年:レイチェル・テスキ( オーストラリア)
- 2002年:アニカ・ソレンスタム( スウェーデン)
- 2003年:ジュリ・インクスター( アメリカ合衆国)
- 2004年:ウェンディ・ドーラン( イングランド)
- 2005年:ポーラ・クリーマー( アメリカ合衆国)
- 2006年:カリー・ウェブ( オーストラリア)
- 2007年:ナタリー・ガルビス( アメリカ合衆国)
- 2008年:ヘレン・アルフレドソン( スウェーデン)
- 2009年:宮里藍( 日本)
- 2010年:申智愛( 韓国)
- 2011年:宮里藍( 日本)
脚注
- ^ "LPGA Adds The Evian as a Major Championship in 2013" (Press release). LPGA. 20 July 2011. 2011年7月24日閲覧。
- ^ AP通信 (2011年7月20日). “Evian Masters to be 5th major in 2013”. ESPN.com 2011年7月21日閲覧。