エジプト十字架の謎
表示
『エジプト十字架の謎』(エジプトじゅうじかのなぞ、The Egyptian Cross Mystery)は、アメリカの推理作家エラリー・クイーンの長編推理小説で、国名シリーズの第5作。1932年に刊行。
あらすじ
ウエスト・ヴァージニアの片田舎でクリスマスの朝、T字路のT字型の道標に首を切られT字型に吊るされた死体が発見された。ドアにはTの血文字。エラリー・クイーンはエジプト十字架や「タウ十字架」の形であることを説明し、裸体主義者の預言者に容疑が向けられるが、その後も第二の殺人、第三の殺人が発生。被害者は同じく首を切られT字型に吊るされていた。
作品の評価
- エラリー・クイーン・ファンクラブ会員40名の採点による「クイーン長編ランキング」[1]で、本作品は3位に評価されている[2]。
- 2005年『ジャーロ』の海外ミステリー・ベストテンでは、本作品は9位に評価されている。
参考文献
- 『エジプト十字架の秘密』ハヤカワ・ミステリ文庫 青田勝訳