コンテンツにスキップ

イボヤ・チャーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ZéroBot (会話 | 投稿記録) による 2012年2月21日 (火) 07:03個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: ko:차크 이볼랴)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

獲得メダル
 ハンガリー
陸上競技
オリンピック
1936 ベルリン 女子 走高跳
ヨーロッパ陸上選手権
1938 ウィーン 女子 走高跳

イボヤ・チャーク(Ibolya Csák、1915年1月6日 - 2006年2月10日)は、ハンガリー陸上競技選手。ブダペスト出身。1936年ベルリンオリンピックの金メダリストである。

経歴

チャークは走高跳の選手として1936年のベルリンオリンピックに出場。この試合は走高跳史上、最も激戦となった試合のひとつとなった。チャークを含めて3人の選手が160cmをクリア。しかしいずれの選手も162cmをクリアできなかった。そのため、選手たちは162cmをもう1回跳ぶこととし、チャーク一人がクリアし、金メダルを獲得。ハンガリーの女性選手として初めてのオリンピックの金メダリストとなった。

チャークは1938年のヨーロッパ選手権にも出場。走高跳でドイツドラ・ラチエンが1.70mの世界新記録で優勝し、次いで2位となる。ところがその後、ラチエンは、女性のふりをした男性であることが判明。ナチスに求めに応じて出場したものだという。ラチエンは失格となりチャークが真の優勝者となった。このときチャークが出した1.64mのハンガリー記録は、その後24年間破られなかった。