アヅマヤ百貨店

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アヅマヤ百貨店(アヅマヤひゃっかてん)は、1919年大正8年)から2000年平成12年)まで宮崎県延岡市にあった日本の百貨店である。

歴史・概要

1919年(大正8年)に繊維卸業を創業したのが始まりである[1]

1959年昭和34年)にアヅマヤ百貨店として百貨店を開業し[2]1965年(昭和40年)に百貨店法に基く百貨店としての認可を受けた[1]

屋上遊園地のある地上8階建ての建物に展望レストランを持ち、宮崎県北部唯一の百貨店として人気を集めた[2]

しかし、郊外型ショッピングセンターとの競合などで業績不振に陥り、2000年(平成12年)8月30日に宮崎地方裁判所延岡支部に民事再生法の適用申請を行った[3]が、資金難のため同年12月31日に閉店に追い込まれ、その歴史に終止符を打った[1][2]

跡地は民事再生手続きの廃止に伴い、宮崎地方裁判所延岡支部により競売にかけられたが、落札されなかったため、延岡商工会議所の関連企業である延岡商工会館が約1.3億円で任意売却の形で取得して駐車場となった[2]

その後2006年(平成18年)5月に地元延岡出身の安部清明社長が経営するティナプリが跡地などを借入れて公共施設と商業施設の複合ビルを建設することを発表し[2]2007年(平成19年)にココレッタ延岡としてオープンした[4]

脚注・出典

  1. ^ a b c “宮崎きょうの歴史”. 宮崎日日新聞 (宮崎日日新聞社). (2010年12月31日) 
  2. ^ a b c d e “延岡市 アヅマヤ跡地に複合商業施設”. 夕刊デイリー (夕刊デイリー新聞社). (2006年5月20日) 
  3. ^ “延岡市のアヅマヤ百貨店民事再生法を申請”. タイハン特報 平成12年10月2日号 (大量販売新聞社). (2000年10月2日) 
  4. ^ “ココレッタ延岡購入へ 延岡商工会館”. 夕刊デイリー (夕刊デイリー新聞社). (2011年6月30日) 

関連項目