おとがい

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オトガイ
頸部前面
概要
動脈 下歯槽動脈
神経 オトガイ神経
表記・識別
ラテン語 mentum
MeSH D002680
ドーランド
/エルゼビア
c_27/12232781
TA A01.1.00.011
FMA 46495
解剖学用語

(おとがい)はヒト下あごまたは下あごの先端をさす語である。解剖学用語としてはオトガイと表記・呼称し、下顎骨の先端部をさす。ヒトでは頤の形にかなり大きな変異(個体差)がある。

オトガイは音声に関連する口唇の微妙な動きを可能にする筋群が付着する部位として発達してきた。ヒトの進化においてオトガイは分岐学上の派生的形質のひとつであり、現生人類古生人類から分ける解剖学的な定義のひとつとなっている。

オトガイに起始または停止する筋群には、オトガイ横筋、オトガイ筋オトガイ舌筋オトガイ舌骨筋がある。その他オトガイの名を冠する解剖学用語として、オトガイ隆起、オトガイ神経オトガイ孔などがある。