Wikipedia:井戸端/subj/インターネットスラングや俗語関連の「信頼できる情報源」とは?

インターネットスラングや俗語関連の「信頼できる情報源」とは?[編集]

少し前から気になっていますが、現代用語の基礎知識など、「信頼できる情報源」に該当する本やウェブサイトに載っていないインターネットスラング俗語関連の記事の「信頼できる情報源」は何が該当しますか? 特にインターネットスラング2ちゃんねる用語は実際の使用例が「信頼できる情報源」に該当するような気もします。--国道559号線 2011年4月21日 (木) 10:45 (UTC)[返信]

使用例しかないならば、それは独自研究でしょう。第三者が使用実態を認め、それを解説し、さらに出版したときはじめて特筆性が生じたと言うことができると思います。--一休さん 2011年4月21日 (木) 10:51 (UTC)[返信]

ここで問題が生じるのですが、「特筆性がない」といってその記事を削除したらその用語(俗語)を知らない方が「これは何だ?」と困ることも生じてくると思います。削除は特筆性が無くてもしない方が良いです。一休さんさんは「使用例しかないならば、それは独自研究でしょう。」と発言されていますが、「独自研究」とは少し違うと思います。「特筆性がないもの」だと思います。--国道559号線 2011年4月21日 (木) 11:52 (UTC)[返信]

特筆性の問題は、閾値の存在しない部分なのですが、だからといって際限なく閾値を下げるのもどうかと思います。信頼できる情報源に関しては、検証可能性にその(抽象的)考え方がありますが、特に「2ちゃんねる上で用例が見られる」は如何様に言っても現象そのものでしかない一次情報であり、更に言えば自主公表されたものに過ぎず、おまけに用例一つは2ちゃんねる全体や、いわんやインターネット上の全リソースから見れば、「砂丘の砂一粒」といった水準の極々小さなケースに過ぎません。ウィキペディアは砂丘の砂粒目録には向かないのです(「ウィキペディアは情報を無差別に収集する場ではありません」)。なお困ったことに、「2ちゃんねるに載っていること」は自作自演も可能な、また発信者が誰かも読者からは全く判らない「便所の落書き」(失礼)であり、ウィキペディアが「信頼される百科事典」を目指す以上は、相容れない面があります。なお「独自研究」という表現ですが、古くは「独自の調査」(オリジナルリサーチ)という表現も使われておりました。現象(この場合は2ちゃんねるの書き込み)を観測し蒐集しウィキペディアに発表することも、独自研究の範疇なのです。信頼できる情報源としては、『現代用語の基礎知識』のほか、公的なニュースメディアなどが利用可能(まあタブロイド紙など不確かないし虚偽でも載せるメディアは拙いですが)です。情報は無制限に羅列すれば全体が散漫なノイズになって、読者は求める情報が捜索しにくくなり、結果的に意味喪失します。例示にしても自身が掲載したいというバイアスはいったん脇にのけ、客観性を求めるために第三者がそのケースを重視しているかを公的資料に求めるくらいで丁度いいのではないのでしょうか。--夜飛/ 2011年4月21日 (木) 12:12 (UTC)[返信]

コメント夜飛さんと内容ほぼかぶりましたが一応投稿します)「信頼できる情報源に該当する本やウェブサイトに載っていない」のならばそれは特筆性は無いでしょう。「使用例」は特筆性の補強にはなるでしょうが、それをもって特筆性の根拠とすることはできません。当事者以外に認識されて初めて「ひょっとすると特筆性があるんじゃないか?」となって来る訳ですから、新聞や雑誌(商業的に発行されているもの)で「掲示板で最近使われている○○は××の意味で使っている」などと取り上げられたならばようやくそれを特筆性の根拠とすることができるでしょう。「これは何だ?と困る」ならばまずは「インターネットスラング辞典」や「2ちゃんねる用語辞典」を作ってください。それらが「信頼できる」ようになればwikipediaはそれを出典とするでしょう。--Wakimasa 2011年4月21日 (木) 12:30 (UTC)[返信]

  • コメントWikipedia:ウィキペディアは何ではないか」のセクションのひとつに、「ウィキペディアは辞書ではありません」があり、さらに「Wikipedia:ウィキペディアは字引ではない」という補足文書へのリンクがあります。これらを読む限り、用法、用例を集めることはウィキペディアの目的ではないようです。したがって実際の使用例はそのインターネットスラングや俗語そのものの「信頼できる情報源」に該当しないといえます。むしろ「用例、用法ではなく、用語そのものの解説を書くにあたって、信頼できる情報源からの検証可能な出典が必要である」という風に捉えるべきでしょう。「雑誌○○の何年何月号の何ページにおいて、ほげほげが自身の作品について××(記事の対象語句)という言葉を使用した」というようなものは、実際の使用例が信頼できる情報源に該当するといえますが、これは記事の主題に対しての出典ではなく、使用例の出典となっています。--海獺 2011年4月21日 (木) 12:34 (UTC)[返信]
基本的には夜飛氏やWakimasa氏と同じなんだけど、ちょっと別方向から。
前にNHKだったか、何らかの番組で、広辞苑の編纂をしているベテラン編集者が言っていたことですが、基本的に一過性の言葉(と十分に想定されるもの)は辞典にそもそも載らない。新語にしろスラングにしろ、絶えず新しい言葉というのは生み出され、同時にその陰には絶えず、死語として消えていくものもある。そういうすぐに消える言葉、一時的に一部の人間が盛り上がっただけの事柄を、1つ1つ主題として取り上げることははっきり言って意味の無い行為(それこそ単なるデータベース)であって特筆性に欠ける。
ただ、そのような一過性の言葉でも「ナウい」は現在の広辞苑に載っています。これは流行った当時は上記の理由で載せなかったのだけど、死語の例としてよく用いられるために、90年代頃に広辞苑に載りました。後から評価がされる、後世になんらかの説明の事例として引き合いによく出されるならば、その時点で特筆性が発生するということもあります。
まあ、つまり何が言いたいのかというと、スラングや俗語はそもそも辞典に載せるような事柄ではないってことです。もっとも、これには国語辞典と百科事典の違い、紙製とネットの違いというのも念頭に置く必要はあるけれども(まあ、そもそもスラングや俗語は時点ではなく辞典だろうと)。--EULE 2011年4月21日 (木) 12:36 (UTC)[返信]
2chは匿名のWikiで出来上がっていますので、使用できる1次情報源にはなりえないでしょう。削除したらその用語(俗語)を知らない方が「これは何だ?」と困ることも生じてくるだろうとの事ですが、そうかも知れませんが、ウィキペディアは別に利用者に利便を図ってルールを曲げる必要まではなく、スラングが本当に社会現象レベルに流行すれば、いずれ解説したものが出るでしょうから、あわてないで信頼できる情報源を待ったって困らないと思います。--Dictionwolf 2011年4月21日 (木) 12:39 (UTC)[返信]
2chは匿名のWikiで出来上がっているとは?--一休さん 2011年4月21日 (木) 12:45 (UTC)[返信]
おそらく2典などの独自Wikiでしょう。ただこれらは「自主公表された資料」に当たり外部リンクに関するガイドラインの観点から見ても余り芳しい資料とは考えられませんが(良くて参考程度か)--夜飛/ 2011年4月21日 (木) 12:49 (UTC)[返信]
コメント既に皆様のコメントと重なりますが、ある程度有名になった(一部の世界の中とはいえ定着した = 特筆性が出てきた)スラングなら、色々なサイト、俗語辞典などにも掲載されてくるので、それらを出典にできると思います。「2chの特定板では爆発的に使われているが、他ではまだ見かけない」ようなものは、まだ特筆性が無いと考えて、無理に記載する必要は無いかと思います。日常で使われていてウィキペディアに載っていない語は極めて多数ありますし、辞書ではないので主要スラング網羅のような目的は向かないと思います。--Rabit gti 2011年4月21日 (木) 14:23 (UTC)[返信]
コメント 「色々なサイト、俗語辞典などにも掲載されてくるので、それらを出典にできると思います。」とコメントされていますが、そのような出典の中には中立的な観点では無いものもあります。(通信用語の基礎知識など)確かに、使用例は参考程度として考えといた方が良いと思いますね。「出典」ではなく「使用例」として載せることにはあまり問題はありませんが。--国道559号線 2011年4月22日 (金) 09:06 (UTC)[返信]
コメント「実際の使用例でも出典になるのでは」との意見かと思っていましたが、「実際の使用例のほうが(それを取り上げた辞典や書籍よりも)出典として適切なのでは」との意見だったのですね。確かに「報道や引用よりも、オリジナルそのものの方が出典になる」との場合はありますが(歴史的人物が書籍でどんな表現を使ったかは、翻訳本や解説本よりもオリジナルを直接確認した方が正確、など)、インターネットスラングの場合は仮に個々のオリジナルを多数「出典」につけても、その用語の意味・由来・普及経緯・定着度などの「出典」には全くなりません。つまり、国道559号線さんと、他の方では「出典」という言葉の意味(解釈)が違うように思います。ウィキペディアでは、例えば「○○の言葉遊びで○○という表現が○○年頃から主に○○ネットから普及し、○○年には○○新聞、○○年には○○辞書にも掲載された」などの記述が望ましく、その記述のWikipedia:検証可能性の確保には、(オリジナルそのものだけではなく)それを取り上げた辞典や書籍などでの説明(出典)が必要と思います。単にオリジナルを複数出典にして「○○ネットでは○○という表現が使われている」と書くだけでは、その表現が広く使われているのか(= 記載すべき特筆性があるのか)判らず、かといって勝手に「この○○という表現は○○という意味で、最近は広く使われている」などと出典なく解説すると、今度は独自研究になってしまいます。--Rabit gti 2011年4月22日 (金) 13:00 (UTC)[返信]
こちらで、みなさんがお話なさっていることは、ウィキペディアの方針「Wikipedia:検証可能性」において、既に結論が書かれています。車輪の再発明を繰り返すのは、時間の無駄ではないでしょうか。--118.7.188.170 2011年4月22日 (金) 17:01 (UTC)[返信]