Squid cache
| 開発元 | squid-cache.org |
|---|---|
| 最新版 | 2.7.STABLE9、3.1.10(2010年3月17日[1]、2010年12月22日[2]) |
| プラットフォーム | クロスプラットフォーム |
| 種別 | プロキシ |
| ライセンス | GPL |
| 公式サイト | squid-cache.org |
Squid(スクウィッド)はプロキシ (Proxy) サーバ、ウェブキャッシュサーバなどに利用されるフリーソフトウェア。GPLでライセンスされている。 Squidの用途は重複しているリクエストに対したキャッシュ応答によるウェブサーバの高速動作や、ネットワーク資源を共有する人々が行うWorld Wide WebやDNSなどの様々なネットワーククエリのキャッシュなど多岐にわたる。元来はUnix系のコンピュータで動作させる目的で設計されている。
Squidは長く開発が続けられてきた。多様なプロトコルをサポートしているが、主にHTTPとFTPで利用される。 TLS/SSL、HTTPSなどのセキュリティで保護された通信のサポートも行われている[3]。
当初はC言語で書かれていたが、バージョン3以降では多くのソースがC++で書かれたものに置き換えられている。
目次 |
[編集] ウェブプロキシ
キャッシングはリクエストされたWebページやWebページ上の画像などインターネット上の様々な情報をクライアント側から見てネットワーク上の近傍なコンピュータに貯蔵しておく技術である。ウェブブラウザはSquidをHTTPのプロキシサーバとして利用し、ネットワーク帯域を節約するとともに、目的のページに高速にアクセスすることができる。 これはインターネットサービスプロバイダが加入利用者のインターネットアクセスを高速化するのに、あるいはLAN内でインターネット接続を共有するのに有効な手法である。プロキシ(実質的なクライアントの代理としてクライアントとして目的の情報にアクセスする)でもあることから、匿名性や安全性も提供するはたらきを持っている。
プロキシサーバの利用はブラウザ等のクライアントのソフトウェアで利用したいプロキシサーバの指定を明示的に行う方法か、もしくは透過プロキシと呼ばれる特に設定を必要としない方法によって行われる。明示的な設定を行う方法はインターネットサービスプロバイダの利用者等に、透過プロキシは企業内のLANの設定等でしばしば用いられる。
Squidはクライアントが生成するヘッダを書き換えるなどの方法によって匿名による接続の機能も提供する。詳しくはSquidのドキュメンテーションのheader_accessおよびheader_replaceの項に記載されている。
[編集] リバースプロキシ(Reverse Proxy)
前項で述べたような特定少数のクライアントのために不特定多数のサーバのキャッシュを提供する形態のプロキシが伝統的な利用法である。
もう一方の利用法はリバースプロキシ[4]あるいはウェブサーバアクセラレーションと呼ばれる(httpd_accel_hostの設定を用いる)。 この利用法では不特定多数のクライアントに対して特定少数のサーバのキャッシュを提供する。
実際にコンテンツを持っているウェブサーバをslow.example.com、Squidによるリバースプロキシをwww.example.comとする。 www.example.com上のあるコンテンツに対するリクエストが最初に行われた際に実際のコンテンツはslow.example.comから取り出されるが、一定期間中(期間は設定により異なる)、2回目以降のアクセスにはこの際に取り出されたコピーがリバースプロキシから送出されるようになる。 結果としてslowへのアクセス数を低く抑えることができ、slowの負荷やネットワークの帯域を節約できる。
一つのSquidサーバを通常のプロキシとリバースプロキシ両方の機能で稼働させることも可能である。
[編集] 移植性
Squidは以下のオペレーティングシステム上で動作可能である。
- Linux
- FreeBSD
- OpenBSD
- NetBSD
- BSDI
- Mac OS X
- OSF and Digital Unix
- IRIX
- SunOS/Solaris
- NeXTStep
- SCO Unix
- AIX
- HP-UX
- Windows
2010年10月現在の最新安定バージョンは、3.1である(βテスト・リリースは、3.2)。
ウィキペディアのupload.wikimedia.orgでも使用されている
[編集] 脚注
- ^ 2.7.STABLE9の英文リリース・メモ 2010-11-02閲覧
- ^ 3.1版のページ 2011-12-28閲覧
- ^ SquidのFAQページより(英語)
- ^ Visolve Squid Team. “Squid Reverse Proxy”. 2009年7月4日閲覧。
[編集] 外部リンク
[編集] Information
- Squid Cache - Squidプロジェクト
- Squid + PF - SquidとPFを用いた透過プロキシ
- Logfile Analysis - ログファイル解析スクリプトの一覧
- Squid Support: マニュアル、設定のヒント集など
- Squid cache Configuration: マニュアル、設定のヒント集など
[編集] アドオン
- Squidguard - フィルタリングのためのプラグイン
- DansGuardian - フィルタリング(Smart filtering)のためのプラグイン
- Calamaris - ログファイルの解析ツール
- Squeezer2 - ログファイルの解析ツール
- SARG Squid Analysis Report Generator - ログファイルの解析ツール
[編集] キャッシュ動作の確認が可能なWebページ
- web-caching.com: check page cacheability
- analyze.forret.com: analyze HTTP headers and compare to Squid policy