Samba
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| 開発元 | The Samba Team |
|---|---|
| 最新版 | 3.6.3 / 2012年1月29日 3.5.12 (メンテナンスモード) / 2011年10月26日 3.4.15 (セキュリティ更新のみ) / 2011年8月23日 |
| 最新評価版 | 4.0.0alpha17 / 2011年9月12日 |
| 対応OS | クロスプラットホーム |
| 種別 | リモートアクセス |
| ライセンス | GPL v3 |
| 公式サイト | http://www.samba.org/ |
Samba (サンバ) は、マイクロソフト社のWindowsネットワークを実装したフリーソフトウェア。 Linux、Solaris、BSD 、Mac OS Xなどの UNIX 系 OS を用いて、Windows のファイルサーバやプリントサービス、ドメインコントローラ機能、ドメイン参加機能を提供する。
1992年、アンドリュー・トリジェル によって最初のバージョンが開発され、後に GPL v2 にて公開された。 3.2系からはGPL v3へ移行した。
目次 |
[編集] 特長
Samba は 12 のサービスと 12 の通信プロトコルの実装で、CIFS、NetBIOS over TCP/IP (NetBT)、SMB/CIFS、DCE/RPC のほか、MSRPC、NetBIOS ネームサーバ (NBNS) として知られる WINS サーバ、NT ドメインログオンを含めた NT ドメインプロトコルスイート、セキュアアカウントマネージャ (SAM) データベース、ローカルセキュリティ認証 (LSA) サービス、NT プリントサービス (SPOOLSS)、そしてバージョン3では(ケルベロス認証と LDAP に対応した) Active Directory へのドメイン参加機能が含まれている(AD参加機能によってUNIX/Linux上でのユーザ管理が不要になる)。
大雑把には、UNIX機をクライアントあるいは共有ファイルサーバとしてWindowsネットワークへ参加させる機能の他、Windows NT 4.0サーバの機能と、バージョン3では一部 Windows 2000/2003サーバの機能を持つ。(例えば、VSS:ボリュームシャドウコピー機能など)本家のWindows Serverと異なり、本体価格やサーバに接続するクライアント分のライセンス[1]コストなどが一切不要であることや、アクセス権の指定など一部機能は本家を上回る部分もあるため、官公庁、大学、大企業を中心にSambaを導入する例も増えている。また、Mac OS Xでは標準でインストールされるSambaの機能によって、Windowsネットワーク環境でのファイル共有やドメイン参加を実現している。[2]
[編集] 名前の由来
Samba という名前は、Microsoft Windows で使用されているネットワークファイルシステム「SMB (Server Message Block)」に、2 つの母音を入れて作られている。Samba はもともと「smbserver」と呼ばれていたが、SMBserver の商標をもつ Syntax 社[3]から登録商標であるとの通告があったため、名前が変更された。
[編集] 主な機能
[編集] ファイルサーバ
共有フォルダと呼ばれるサーバ側の空間に、ファイルを格納する機能。NAS としての機能を果たす。
アクセス権を設定できるため、特定のユーザに同じファイルを提供するといった用途が実現できる。 ACL をサポートする環境なら、ユーザやグループ毎に細かくアクセス権を指定することも可能。 Windows サーバと比べて、「$」で終わる共有名でなくても隠し共有にできる利点がある。(隠し共有…共有名の検索やリストアップを行っても画面に現れないが、正しい名前を指定すればアクセスできる共有フォルダ)
[編集] プリントサーバ
Windows クライアント向けのプリントサーバ機能。
[編集] Windowsドメインコントローラ
Windows NT 4.0サーバで提供される機能で、NT ドメインと呼ばれるネットワーク領域内で、ユーザやクライアントコンピュータの管理を行う機能。Samba 2.2 から提供された。
ユーザアカウントやコンピュータアカウント、アクセス権などの情報を中央集権的に管理し、ユーザ認証やシングルサインオンなどのサービスを提供する。
- プライマリドメインコントローラ (PDC)
- ユーザアカウントやコンピュータアカウントなどの、データの原本を持つコンピュータ。
- バックアップドメインコントローラ (BDC)
- PDC のデータのコピーを持つコンピュータ。
- ドメインメンバ
- PDC の認証を受けたコンピュータや、そのコンピュータを利用するユーザ。
ドメインメンバ(利用者側)からは、PDC と BDC は同じ機能を提供しているように見える。 BDC はバックアップの機能を提供しているため、ドメイン内に存在しなくても構わない。同じドメイン内に PDC と BDC が両方存在している場合、ドメインメンバは原則として BDC にサービスの提供を依頼する。
Samba は PDC/BDC の機能を提供することができ、NT ドメイン内にメンバとして参加することもできる。ただし、Windows サーバと Samba ではアカウント情報の同期の取り方が異なるため、同じドメイン内で Windows サーバの PDC と Samba の BDC を運用すること、或いはその逆はできない。(なおバージョン3からユーザやグループなどの属性を保持したまま、NT 4.0ドメインからSambaドメインへの移行がサポートされた。)
[編集] Active Directory ドメインメンバ
Windows 2000 サーバ以降から提供される Active Directory ドメインへのドメインメンバとしての参加機能。Samba 3 から提供された。
Active Directory は前述の NT ドメインに代わるもので、既存のネットワーク技術を応用して構成されている。ユーザアカウントなどの管理情報を LDAP ディレクトリサービスに格納し、認証機構にケルベロス、名前解決に DNS、管理情報の配布やコピーに TCP/IP のみを使用する。
[編集] Active Directory ドメインコントローラー
開発中のSamba 4では Active Directory ドメインのドメインコントローラー機能をサポートしている。
[編集] smbclient
UNIX 側から Windows や Samba の共有フォルダに接続するためのクライアントソフトウェア。
標準的なコマンドラインプログラム FTP のような操作で、共有フォルダに接続し、ファイルを操作することができる。
[編集] libnss_wins
Name Service SwitchへWINSサーバーと137/udpのブロードキャストを使ったホスト名解決を行うライブラリの提供。
[編集] 脚注
- ^ Client Access Licenseのことである
- ^ OS X 10.5における設定(アップル社)
- ^ TotalNET Advanced Server という製品などを販売している。
