Mk60キャプター機雷

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Mk60キャプター機雷アメリカ海軍が装備している魚雷射出型機雷。CAPTORの名称はEncapsulated Torpedo(魚雷収納カプセル)から採られている。

潜水艦用深々度機雷として開発が行われ1979年に制式化、アライアント・テックシステムズにより製造が行われている。

航空機・水上艦・潜水艦により敷設され、敷設後は短係維機雷となる。缶体に当たる部分はMk.46 Mod4短魚雷が発射管に収められており[1]、目標の捜索はパッシブ・ソナーにて行われ、発射諸元はアクティブ捜索により調整される[1]。発射後の魚雷は通常のMk46短魚雷として行動する。

この機雷は海軍武器研究所機雷局により開発されたが、現在は海軍水上戦センターダールグレン局沿岸系部門に移管している。これは沿岸水域での運用性を持たせるためで沿岸機雷(LSM)計画の1つに数えられている。

要目(魚雷の性能についてはMk46 (魚雷)を参照)
  • 全長
航空機・水上艦敷設型…145インチ(368センチメートル
潜水艦敷設型…132インチ(335センチメートル)
  • 直径
21インチ(53センチメートル)
  • 重量
航空機・水上艦敷設型…2370ポンド(1077キログラム
潜水艦敷設型…2056ポンド(935キログラム)
  • 射程
8,000ヤード(7,315.2メートル)
  • 敷設深度
1,200フィート(365.76メートル)〜3000フィート(914メートル、公表値)

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 軍用機ウエポン・ハンドブック 航空機搭載型ミサイル・爆弾450種解説,青木謙知,イカロス出版,P220-221,2005年,ISBN 4-87149-749-6

参考資料[編集]

MK 60 Encapsulated Torpedo (CAPTOR)”. FAS. 2013年5月10日閲覧。