FirstBlue

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ファーストブルー有限責任事業組合
FirstBlue Limited Liability Partnership
種類 有限責任事業組合
本社所在地 日本
151-0031
東京都渋谷区桜丘町29-33
渋谷三信マンション505号室
設立 2006年(平成18年)11月15日
事業内容 若者の健全育成、国際協力・交流のための経済活動
代表者 小木曽麻里(こぎそまり、世界銀行グループ 多国間投資保証機関(MIGA)東京事務所長)
外部リンク http://www.firstblue.net/
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ファーストブルー(FirstBlue)は、2006年11月に設立された日本の有限責任事業組合である。 世界銀行IFC(国際金融公社)等が共同創設した基金に資金を寄付し、発展途上国の次世代(ユース)[1]に対し教育、職業訓練、保健衛生などの分野で支援を行う。すべてのユースが希望をもって生きられる社会を造ることを目的とする。

概要[編集]

事業内容[編集]

ファーストブルーは、戦争や貧困のため学校に行けず、教育や職業訓練が受けられないユースの自立を支援するために設立された。協賛企業と協同しながらイメージカラーである空色を使ったオリジナル商品やサービスを開発し、消費者に提供する。その事業収入は原則世界銀行の「世界グローバルユース基金」(Global Fund for Youth Investment)に集められNGONPO国際機関等を通して、発展途上国のユースの教育、職業訓練、マイクロファイナンス、企業家支援などあらゆるユースの自立支援に充てられる。2008年度中に協賛企業とファーストブルー商品を販売開始予定。一部東京都内のレストラン等でファーストブルーのロゴが入ったイメージカラーの空色のコースターを通じて寄付を集める活動がスタートしている。

目的[編集]

ユースの自立支援を行い、世界からHOPE GAP(希望格差)をなくすことである。現代は、貧富の格差だけでなく、教育や仕事を得る機会の不平等などから、生まれながらにして将来に希望を持てる人と持てない人がいる「希望格差社会」である。そこでファーストブルーは戦争や貧困のため学校に行けず、教育や職業訓練が受けられない多くのユースが将来の希望を持って生きられるよう支援する。また一方で協賛企業は商品開発やサービス提供という本業を通じて企業の社会的責任(CSR)を推進できる[2][3]

世界銀行グローバルユース基金[編集]

ファーストブルーを通して集められた資金は、主に世界銀行グローバルユース基金に寄付される。世界銀行グローバルユース基金は、発展途上国のユース世代の自立支援を世界銀行及び各国政府・民間企業・財団等が協力してサポートする、画期的な支援プロジェクトである。共同創設者は、ファーストブルー、世界銀行国際金融公社(IFC)、イマジネーションズ・グループ、ナイキ基金、その他ユース基金への参加を希望する機関である。また、各国政府や各国の財団は主にドナーとして参加を予定している。基金は主に世界銀行が中心となって運用されNGONPO等と共同してさまざまなユースの自立支援活動を行う。主な活動分野はユースの教育、職業訓練、マイクロファイナンス、企業家支援等である。

脚注[編集]

  1. ^ ユースとは一般的には12 - 24歳の若者層のことを指す。ファーストブルーの実際のユース支援にはそれ以下の年齢層も含まれる。
  2. ^ “ファーストブルーLLP、世銀と教育基金――CSRの受け皿に。”. 日経産業新聞: p. 1. (2007年4月13日) 
  3. ^ “世銀・多数国間投資保証機関東京事務所長小木曽麻里氏――教育支援の輪(波頭旗頭)”. 日本経済新聞 夕刊: p. 9. (2007年8月9日) 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]