Doom: The Boardgame

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Doom: The Boardgameのカバーアート
進行中のゲーム
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Doom: The Boardgame Expansion Setのカバーアート

Doom: The Boardgameドゥーム:ボードゲーム)は、ケビン・ウィルソンがデザインし、2004年にFantasy Flight Gamesが発売した2〜4人(2016年版では2〜5人)向けのアドベンチャーボードゲーム。本作はファーストパーソン・シューティングゲームDoomシリーズをベースとしているが、最初の2つのDoomゲームよりも『Doom 3』に似ている。

2005年にゲームの拡張セット「Doom:The Boardgame Expansion Set」が発売された。この拡張セットはゲームに難易度と新たな駒を追加し、オリジナルルールの一部とデスマッチとキャプチャー・ザ・フラッグのプレイルールをアップデートする。

2005年、Fantasy FlightはDoomゲームをベースにした「Descent:Journeys in the Dark」を発売した。その後まもなくして同社はDoomの製造を中止した。

2016年にFantasy Flightが発売したアップデート版は同年に発売されたリブート作『DOOM』に似ている。

ゲームプレイ[編集]

Doom: The Boardgameのプレイヤーはインベーダーとマリーンの2つのチームの1つになる。すべてのインベーダーの駒は1人のプレイヤーによって制御され、残りのプレイヤーはそれぞれ1つのマリーンの駒を動かす。各ゲームを開始する前に、プレイヤーはプレイするシナリオを選択する必要がある。5つのシナリオで構成されるキャンペーンがゲームに含まれており、さらに多くのシナリオがフリーウェアシナリオエディターを使用して作成されている。インベーダーを操作しているプレイヤーは6つのフラグを取得すると勝利となり、マリーン側は出口に到達すると勝利となる。マリーンが死亡すると、インベーダーに「フラグ」が付与される。マリーンが死亡した場合、殺された場所から8~16スペース離れた場所でリスポーンしなければならない。一般的な意見として、本作は特に4人プレイヤーの時に(フラグを多く獲得できる)インベーダー有利に偏っていると主張される。ゲームデザイナーのケビン・ウィルソンは、どのチームでプレーしても同じように勝つことができると主張している。多くのボードゲームと同様に、ハウスルール(コンピュータゲームのテーマに合わせて「mod」と呼ばれる)を開発して、ゲームをプレイヤーの好みに合わせて調整するのが一般的である。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]