Don't Worry Be Daddy

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Don't Worry Be Daddy
ECDスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ヒップホップ
時間
レーベル Final Junky
プロデュース ECD
Illicit Tsuboi
ECD アルバム 年表
『Ten Years After』
(2010年)
Don't Worry Be Daddy
(2012年)
『The Bridge 明日に架ける橋』
(2013年)
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
Amebreak肯定的[1]
ele-king肯定的[2]

Don't Worry Be Daddy』(ドント・ウォーリー・ビー・ダディー)は、ECD2012年3月7日にリリースしたスタジオ・アルバムである[3]オリコンチャートで最高順位260位を記録している[4]

制作[編集]

2010年11月頃、ECDが手がける箇所(インタビューでは「基本的にドラムに上モノにラップ」と言及している)の制作は完了した[5]。それらの音声ファイルを受け取ったIllicit Tsuboiは、ミックスと追加の作業に入った[5]。その時点では2011年5月に発売されることが予定されていたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で、発売が延期されることになった[5]。発売延期の報を受けたTsuboiは、それまでに自らが作った分を破棄し、あらためて作り直した[5]。これによって、「結構普通のサウスみたいな感じ」だった当初のありかたとは大きく異なる作品に仕上がった[5]。なお、本作におけるサンプリングの約半分はTsuboiが加えたものである[5]

評価[編集]

二木信は、日本のヒップホップ・アルバム年間ベスト20の第9位に本作を選んだ[6]。二木は、「ECDは最新のヒップホップの導入と音の実験に突き進んでいる」と指摘し、本作を「アヴァン・ポップな傑作」と評している[6]

収録曲[編集]

#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「Recording Report」  
2.「まだ夢の中」  
3.「対自核」  
4.「ときどきあそこに」  
5.「5to9」  
6.「家庭の事情」  
7.「大原交差点」  
8.「たった一滴で」  
9.「Wasted Youth」  
10.「にぶい奴らのことなんか知らない」  
11.「Sight Seeing」  

チャート[編集]

チャート 最高順位
日本 オリコンチャート[4] 260

脚注[編集]

  1. ^ 高木"JET"晋一郎 (2012年3月12日). “「DON'T WORRY BE DADDY」/ECD”. Amebreak. 2017年9月21日閲覧。
  2. ^ 竹内正太郎 (2012年3月9日). “ECD - Don't Worry Be Daddy”. ele-king. 2017年9月21日閲覧。
  3. ^ ECDニューアルバム、極太ビートにのせ生々しい日常を表現”. 音楽ナタリー (2012年2月5日). 2017年9月21日閲覧。
  4. ^ a b Don't worry be daddy”. ORICON NEWS. 2017年9月21日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 高木"JET"晋一郎 (2012年4月3日). “ECD - INTERVIEW”. Amebreak. 2017年9月21日閲覧。
  6. ^ a b 二木信 (2012年12月28日). “2012 Top 20 Japanese Hip Hop Albums”. ele-king. 2017年9月21日閲覧。

外部リンク[編集]