Category‐ノート:調性

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個々の調性における「特徴」に関して[編集]

個々の調性の記事にある「特徴」にはこのような記述があります。

  • ホ短調「火が消えたような暗さ・寂しさ・哀しみを感じさせる。」
  • ハ長調 「素朴で安定感がある。」
  • 嬰ヘ短調「張りつめた緊張感を持つ。 激情的な曲が多い」
  • 変ロ長調「哀しみの後の嬉しさを感じさせる。」

しかし、それぞれの調性が必ずしもこれらの性質を持っているかどうかは一様に示せないと思います。音楽としてどのように作られ、どのように演奏され、どのように聴かれるかによってイメージがそれぞれの主体ごとに形成されるものだと私は考えます。

音感の無い人があーだこーだ言うべきでありません。人間の大きさが大体決まっている以上、音の高さによるなんらの印象は存在します。調性によりスケールの音域が変わりますから調性固有の情緒感が存在します。つまり絶対音感を持たない人にはメジャーとマイナーの区別しか意識できないと言う事です。202.233.244.167 2009年9月13日 (日) 11:26 (UTC)[返信]

私は音楽に関するやや専門的な勉強をやめてから長い期間を過ごしましたので、今日に及んでこれらの調性ごとに性質を定めることのできる理論の完成があったのかどうかは知りません。

勉強していた期間において「ホ短調は火が消えたような暗さがある。したがって、そのようなイメージの曲を作りたいのなら、ホ短調を用いるのが適している」などという指導を受けたことはありませんし、逆に、ホ短調を用いて「張りつめた緊張感」(つまりこの記事によれば嬰へ短調の性質)のある曲を作ったことがあります。勉強してきた中では調性から導かれる印象ではなく、「火が消えたような暗さはどのような旋律や和声で導けるか」「張りつめた緊張感を得るにはどんな演奏法で臨むべきか」ということを重視していました。

確かに、一度書いた曲を移調して弾き直すと、以前の状態とは違った印象を得ることはできます。しかし、変ロ長調の曲をハ長調に移調したら、「哀しみの後の嬉しさがなくなり、素朴さと安定感が得られる」というような変化が百科事典の記事として書ける程度(つまり、極端な制約がなければ、誰がやってもたいていそうなる)としてあり得るでしょうか。

もし、これらの性質が当該部分を記述された方が聴いたり演奏された中で積み上げられた印象に基づいたものならウィキペディアの記事として不適当なものといえます。あるいは、心理学脳科学音響工学音響学といった、音楽に密接した各分野の知見から導けるのなら、「ハ長調の曲は、○○○○○○という現象や▲▲▲▲の式を解いて得られる□□□から、素朴さと安定感を聴き手に感じさせることができる」というところまで説明する必要があります。--pixan 2006年6月10日 (土) 14:59 (UTC)[返信]

こんにちは。Pixanさんのご意見、もっともだと思います。各調性にイメージがある、あるいは特定の調性が特定の色を連想させる、といった意見はしばしば耳にします。歴史的にも、あるものは、限られたコミュニティの中である程度共有されている印象なのかもしれません。例えばシンフォニーの調性を選ぶ時に、作曲家が先行する曲を典拠とする場合などに、調性の「特徴」というものが問題となることもあるでしょう。でも、それを一般化することは到底できないと思います。
まず第一に、特定の調が特定の心理的印象を万人に与えることはありえないでしょう。私が言うまでもありませんが、調律の方法だって、基準となるピッチだって時代によって違うのですから、ある調がどんな時代でも同じイメージを与えるということを科学的に証明することは不可能だと思います。442ヘルツの音波が人体に与える影響を証明できたところで、ハ長調の特徴を証明することにはつながらないわけです。百歩譲って、現代の多くのクラッシック演奏会で用いられているピッチと楽器の状況に条件を限って証明できたとして、その旨を注記する必要があるでしょう。
それに楽器による違いも大きいでしょう。ヴァイオリンでト長調やニ長調が明るく響くのは、G線やD線が張ってあるからだと思いますし、管楽器だって何管を用いているかによってまったく違う響きになってくるのですから、そういうことを抜きにして「調性の特徴」を語ることは無理でしょう。
もし調性の特徴があるとすれば、歴史的に音楽書などによって示されてきた印象や、作曲家ごとに持っていたイメージ、特定の社会で共有されていた通念といったことになるでしょうが、それならそれで、きちんと記述しないといけないでしょう。きちんと典拠をもって、「○○という作曲家はこの調にこのようなイメージを抱いていると記している」とか、「○○時代の○○では、この調性はXXという色彩と連関して捉えられている傾向がある。当時の演奏会評にも……」などといった記述にする以外にはないのではないでしょうか。
ひとまず、現在の「特徴」の記述の多くは著しく偏った意見となっているので、私は削除に賛成します。Aotake 2006年6月10日 (土) 17:22 (UTC)[返信]
早速のご意見、ありがとうございます。ちょうど私がこれらの記事に向けて求めていたことをご指摘されました。それは、楽器の構造に由来する性質(変ロ長調の記事にあること「多くの管楽器が変ロ長調を基本として構成されている。~(中略)~管楽器が得意とする調であり、吹奏楽などでは変ホ長調と並んで頻繁に用いられている。」やAotakeさんによる「ヴァイオリンでト長調やニ長調が明るく響くのは、G線やD線が張ってあるから」)ならば、何らかの形で再現・分類することができるため、記事における各調の特徴として記述できるものです。
また、作曲家の好みで設定される調性は楽曲の理解に役立つものです。よって「○○という作曲家はこの調にこのようなイメージを抱いていると記している」という表現で各作曲家のこだわりを蓄積して表記することは可能だと思います。しかし、この形をとると各調性の記事ごとに作曲家の好みを羅列することにつながり、調性の説明という本来の役目を失ってしまいます。このような場合は、作曲家ごとの記事において「○○はホ短調に「死」のイメージを当てはめて、◇◇という曲を作った」といった説明を与えることが適切だと思います。
現時点では、各調にあるイメージを削除するとしても今ひとつ不十分な状態で、別の形で集約するにも不十分な状態です。これらの説明に深みがないので(その偏ったイメージを書くにあたって、それに至るプロセスが書かれていない)、かえって扱いにくいのです。しばらくいろいろな曲の調性を意識して音楽を聴いてみようと思います。また考える上で手助けになることがあればご提示ください。--pixan 2006年6月11日 (日) 03:54 (UTC)[返信]
コメントありがとうございました。そのあと、少し履歴などを見ていたのですが、pixanさんが問題にされた記述のほとんどが、ある一日に一人のIPユーザーさんによって加えられたもののようなのです。([1]をごらんください。)やはり、特定の方の主観といわざるを得ず、百科事典にはふさわしくない記述とせざるを得ないかなと思い、一旦、これらの記述をすべて削除してみました。(他の投稿者の投稿した記述も一部混ざっています。)もちろん、楽器の特性などと関連して書かれた部分は残してあります。私も、なにか歴史的な記述などで加えることができるか、気にしてみるようにはしてみたいと思います。Aotake 2006年6月13日 (火) 14:07 (UTC)[返信]

おおむねお二人のご意見に賛成です。しかし、pixanさんの2006年6月11日 (日) 03:54 (UTC)のご発言の中で、「各調性の記事ごとに作曲家の好みを羅列することにつながり、調性の説明という本来の役目を失ってしまいます。」という部分は、必ずしも同感でありません。私は幾人もの作曲家が特定の調性に特定の概念を持っていただけでなく、それが他の作曲家や演奏者にも影響を与えていると思います。たとえば、C-Durが英雄的な調であるという概念は、複数の作曲家が持っていたように思います。それらは書かれていいのではないか、と考えるのですが。-- [Café] [Album] 2006年6月14日 (水) 14:45 (UTC)[返信]


個々の調の「有名な曲」についてなのですが、どこまでが有名な曲とするべきものなのでしょうか?

私が一通り各調の項目を見た限りでは、発表されたのが比較的新しく「今現在」ヒットしている曲が多いように思います。
難しいですが、長期にわたって残る(であろう)曲のみを対象にした方がいい、というのが今の私の意見です。KARS 2006年6月29日 (木) 01:26 (UTC)[返信]

調性別の楽曲カテゴリについて[編集]

Category:ハ長調の曲Category:ニ短調の曲といった調性別の楽曲カテゴリ作成されていますが、 Only my railgunのように楽譜が販売されているものは何の調性なのか判別できますが、そうでない場合は独自研究になっている場合が多いと思うのですがいかがでしょうか? --Louis XX会話 / 投稿記録2013年5月8日 (火) 11:51 (UTC)[返信]

サブカテゴリ「Category:○○調の曲」のうち、異名同音調のカテゴリの改名・統合提案[編集]

各調性別にサブカテゴリ「Category:○○調の曲」が作成されていますが、異名同音調については別々のカテゴリを作る必要はないと考えられるため、以下のように改名・統合提案を行います。

これらは主にポピュラー音楽を分類するためのカテゴリで、「交響曲 第○番 ○○調」のようにタイトルに調名が入っていることがあるクラシック音楽とは異なり異名同音調の区別は必要ないと考えられます(クラシック音楽については上位カテゴリの「Category:○○調」に分類されています)。事実、異名同音調のカテゴリの中身を見てみても実質重複カテゴリのようになっています。

もう一組の異名同音調であるロ長調変ハ長調については、片方は主音に変化記号がありもう片方にはないという特殊な関係で、通常は記譜・読譜が容易であるロ長調で書かれるはず(ポピュラー音楽でわざわざ変ハ長調で書かれている曲はおそらく皆無でしょう。あっても無視できるほどの数しかないと考えられる)なので、Category:ロ長調の曲のまま改名する必要はないと考えています。

なお、上記の改名・統合に伴いTemplate:曲調のカテゴライズ機能も修正する予定です。--新幹線会話2015年5月14日 (木) 09:54 (UTC)[返信]

少し早いですが、異論がないので合意が形成されたとみなし上記の改名・統合を行いました。なお、カテゴリ修正対象記事がかなり多いのでBot作業依頼に提出しています。--新幹線会話2015年5月20日 (水) 22:57 (UTC)[返信]
コメント 統合自体は構いませんが、統合後のカテゴリのネーミングについての質問です。上記であがっているものは、嬰ト短調を除く嬰xはすべて♯が6つ以上あるわかりにくいものですが、変xよりも嬰xを前に出した理由を教えてください。いや、具体的な数値は提示していませんし合意形成期間は終了しているようなので反対はしませんが、嬰ハ長調とか嬰イ短調とかの表記はあまりみない(変ニ長調や変ロ短調はよくみる)ので、わかりにくいのではないかと個人的には思いましたので。 --JungleCrow会話2015年5月23日 (土) 01:19 (UTC)[返信]
返信 ネーミングについては単純に音名の若い順に並べました。確かに嬰イ短調の表記はあまり見ませんが(嬰ハ長調は同主調である嬰ハ短調を持つことから比較的見られる)、ネーミングは統一したほうが良いと思いましたので全てのカテゴリで嬰○○調を頭に出しました。--新幹線会話2015年5月23日 (土) 02:41 (UTC)[返信]
コメント 返答ありがとうございます。統一性ですね。了解しました。 --JungleCrow会話2015年5月23日 (土) 04:43 (UTC)[返信]