CLMUL instruction set

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CLMUL instruction setCarry-less Multiplication instruction setCLMUL、あるいはPCLMULQDQとも)は、インテルおよびAMDマイクロプロセッサに用いられているx86命令セットである。2008年にインテルによって提唱され[1]、2010年のWestmereプロセッサから利用可能となった。この命令セットの目的は、有限体上での乗法に基づいた、ブロック暗号暗号利用モードの一つであり認証付き暗号であるGalois/Counter Modeの高速化である。CLMULによって、従来の命令セットと比較してGF(2k) の有限体上での乗法をより効率的に[2]実装することができる[3]。もう一つの目的は、CRCの計算の高速化である[4]

命令一覧[編集]

Instruction Description
PCLMULQDQ GF(2) 有限体上での2つの64ビット多項式のキャリーなし乗算
PCLMULLQLQDQ xmmreg,xmmrm [rm: 66 0f 3a 44 /r 00]
PCLMULHQLQDQ xmmreg,xmmrm [rm: 66 0f 3a 44 /r 01]
PCLMULLQHQDQ xmmreg,xmmrm [rm: 66 0f 3a 44 /r 02]
PCLMULHQHQDQ xmmreg,xmmrm [rm: 66 0f 3a 44 /r 03]
PCLMULQDQ xmmreg,xmmrm,imm [rmi: 66 0f 3a 44 /r ib]

CLMULを実装したCPU[編集]

CLMUL命令セットへの対応の有無は、CPUIDで確認することが可能である。

関連項目[編集]

脚注[編集]