081号線 (チェコ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Harimowski (会話 | 投稿記録) による 2022年3月6日 (日) 04:23個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

チェコ国鉄
路線番号081
路線総延長79 km
軌間1435 mm
最大勾配 18 パーミル
最高速度80 km/h

チェコ国鉄081号線、別名ヂェチーン~ベネショフ・ナド・プロウチニチー~ルンブルク/チェスカー・リーパ線チェコ語:Železniční trať Děčín – Benešov nad Ploučnicí – Rumburk/Česká Lípa)は、チェコ国鉄の鉄道線の名称である。

ヂェチーン - ルンブルク間は1869年、ベネショフ~チェスカー・リーパ間は1872年に、チェコ北部鉄道によって開業した。なお、ベネショフ - リーパ間の支線については、086号線の頁にて記載する。

運行形態

特急「リフリーク(R)」

下記の2系統が運行されている。

  • R14B系統: ウースチー・ナド・ラベム - ヂェチーン - ベネショフ - リベレツ  ※アリヴァ列車による運行
    2時間ヘッドで運行されており、全便がヂェチーン以西で090号線と、ベネショフ以東で086号線に直通する。
    2020年以前はチェコ鉄道による運行で、「プロウチニツェ」号の愛称が与えられていた。
  • R21系統: コリーン - イェドロヴァー - ルンブルク  ※アリヴァ列車による運行
    2時間間隔で運行されており、全便がイェドロヴァー以西で080号線と、一部が083号線のシルクノフまで直通する。
    2019年以前はチェコ鉄道による運行で、また本数も少なく、2 - 4時間間隔での運行であった。「ベズヂェズ」号の愛称が与えられていた。
  • ルジツコホルスキー・リフリーク号: プラハ - イェドロヴァー - クラースナー・リーパ - ミクラーショヴィツェ 【春・夏の土曜・休日運行】 ※鉄道旅行者クラブ交通による運行
    季節限定で、一日1往復の運行。イェドロヴァー以南は080号線に、クラースナー・リーパ以北は084号線に直通する。各駅に停車する。
    2021年運行開始予定。

快速「スピェシニー(Sp)」

下記の3系統が運行されている。

  • ヂェチーン - チェスカー・カメニツェ - ルンブルク  ※チェコ鉄道による運行
    平日は、カメニツェ行が深夜に1本、ヂェチーン方面が早朝にカメニツェ発・ルンブルク発それぞれ1本ずつ運行される。なお2016年以前はイェドロヴァー以西のみの運行で、イェドロヴァーでルンブルク始発特急の接続を受ける形となっていた。
    休日は、ヂェチーン→カメニツェ行が深夜に1本運行される他、春・夏に限り、ヂェチーン - クラースナー・リーパ - ミクラーショヴィツェの列車が1往復運行される。この春・夏運行列車は、ドルニー・ハバルチツェ、マルクヴァルチツェ、ホルニー・カメニツェを通過し、ムリーニ以東は各駅に停車する。クラースナー・リーパ以北は084号線に直通する。
    2017年以前は、春・夏休日運行便が、ヂェチーン方面に限りルンブルク始発であった。また、ベネショフを通過していた他、ミクラーショヴィツェ方面はムリーニを、ヂェチーン方面はヂェチーン東駅を通過していた。
  • 過去の運転系統
    ドクスィ→イェドロヴァー→ルンブルク
    080号線から直通する系統が、平日早朝に一日片道1本運行されていたが、2015年12月のダイヤ改正で、普通列車に格下げとなった。なお、クラースナー・リーパ町を通過していた。2019年末にアリヴァ列車に移管されて運行している。
    ヂェチーン→ベネショフ→リベレツ
    早朝に片道2本が運行され、086号線のリベレツまで直通していた。うち1本のみ、081号線内で各駅に停車していた。2018年末に普通列車に格下げとなった。
    ニンブルク → イェドロヴァー → ルンブルク
    一日片道1本のみの運行。特急同様、イェドロヴァーに停車し、クラースナー・リーパ町を通過する。2018,19年度に運行していた。
    • ルジツキー・モトラーチェク号:  シェノフ - カメニツェ - ベネショフ - リベレツ  ※鉄道旅行者クラブ交通による運行
      旧型客車にて運行していた。2018年以前は、夏季限定で、金曜日に一日1往復の運行であった。シェノフ - カメニツェ - ベネショフ - リベレツのルートで運行していた。カメニツェ以南は支線に、ベネショフ以西は086号線に直通していた。
      2019年度は、カメニツェ発着に短縮された。
      2020年度は、土曜日運行となり、チェスカー・カメニツェ - イェドロヴァー - リベレツのルートに変更された。ホルニー・カメニツェを通過し、イェドロヴァーに停車していた。2020年限りで運行休止。

普通

下記の2系統が運行されている。

  • ヂェチーン - ベネショフ - リベレツ  ※チェコ鉄道による運行
    2時間に1本の運行で、ベネショフ以東は086号線に直通する。大部分はブルジェジニとマラー・ヴェレニを通過する。
    2017年以前は、殆どが各駅に停車していた。
  • ヂェチーン - ルンブルク  ※チェコ鉄道による運行
    全線通しは2時間に1本の運行。この他、ヂェチーン - チェスケー・カメニツェまたはイェドロヴァーの区間運転もあり、1時間間隔で運行される時間帯も多い。
  • ボレスラフ/ドクスィ - イェドロヴァー - ルンブルク  ※レンダーバーンによる運行
    2時間に1本の運行。フルジブスカーおよびクラースナー・リーパ町を通過する。
    かつては本数が少なかったが、2016年末に、特急の一部を休止する代わりに一日4往復に増発された。2019年末にさらに増発され、2時間に1本の運行となった。2021年末よりレンダーバーン社に移管された。
  • ボレスラフ/ドクスィ - イェドロヴァー - ルンブルク  ※アリヴァ列車による運行
    一日1往復の運行。休日はボレスラフ行のみの運行となる。フルジブスカーおよびクラースナー・リーパ町を通過する他、ルンブルク方面行はイェドロヴァーも通過する。
    2019年以前はチェコ鉄道による運行であった。
  • リベレツ - リブニシチェ - クラースナー・リーパ - ミクラーショヴィツェ 【春・夏の土曜・休日運行】  ※レンダーバーンによる運行
    季節限定で、一日1往復の運行。リブニシチェ以西は085号線に、リーパ以北は084号線に直通する。
    2021年運行開始した。2021年に限り、北行のみリーパ町を通過していた。

駅一覧

以下では、チェコ国鉄081号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • R:特急
    • Sp:快速
    • Os:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:一部通過
    • ☆印:ヂェチーン方面行のみ停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ R Sp Os 接続路線 所在地
081 ヂェチーン本駅 - ヂェチーン旧駅から
1.6
ヂェチーン東駅から
1.9
 

083号線(ベルリン方面)
130号線(モスト/プラハ方面)
139号線(テルニツェ方面)

ウースチー州 ヂェチーン郡
ヂェチーン東駅 1.9 3.5 0.0   073号線(ストルジェコフ方面)
ブルジェジニ・ウ・ヂェチーナ駅 2.3 5.8 2.3    
マラー・ヴェレニ駅 3.3 9.1 5.6    
ベネショフ・ナド・プロウチニチー駅 2.6 11.7 8.2   086号線(リベレツ方面)
ドルニー・ハバルチツェ駅 2.6 14.3 10.8      
マルクヴァルチツェ駅 2.8 17.1 13.6      
ヴェセレー・ポド・ラブシテイネム駅 3.9 21.0 17.5      
チェスカー・カメニツェ駅 4.0 25.0 21.5     082号線(シェノフ方面)
ホルニー・カメニツェ駅 1.6 26.6 23.1      
ムリーニ駅 5.4 32.0 28.5      
キトリツェ駅 2.6 34.6 31.1      
イェドロヴァー駅 5.8 40.4 36.9 バコフから
70.8
080号線(コリーン方面)
フルジブスカー駅 5.6   42.5 76.4  
リブニシチェ駅 3.7   46.2 80.1 085号線(ヴァルンスドルフ方面)
クラースナー・リーパ町駅 2.9   49.1 83.0  
クラースナー・リーパ駅 1.9   51.0 84.9 084号線(ミクラーショヴィツェ方面)
ルンブルク駅 6.0   57.0 90.9 083号線(ゼブニッツ方面)
084号線(ミクラーショヴィツェ方面)

脚注

関連項目