魏石鬼窟

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魏石鬼窟古墳

石室開口部
別名 D1号墳
所属 穂高古墳群(D群)
所在地 長野県安曇野市穂高有明宮城
位置 北緯36度23分6秒 東経137度49分22秒 / 北緯36.38500度 東経137.82278度 / 36.38500; 137.82278
出土品 耳環・馬具須恵器
築造時期 6世紀後半
史跡 安曇野市指定史跡「穂高古墳群」に包含
特記事項 D-1古墳
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魏石鬼窟(ぎしきのいわや、D1号墳)は、長野県安曇野市穂高有明にある古墳穂高古墳群(うちD群)を構成する古墳の1つ。安曇野市指定史跡に指定されている(史跡「穂高古墳群」のうち)。坂上田村麻呂に対抗するために魏石鬼八面大王がたてこもった岩屋といわれる。

概要[編集]

有明山の麓に位置する古墳である。考古学上では有明D-1号墳と称する[1]考古民俗学者の鳥居龍蔵が「ドルメン式古墳である。」と発表した。このように特異な形状を古墳であるため海運を行っていたものと関係するものであるとされている。

特徴[編集]

石室パース図
  • 天井が巨石でできている。
  • 付近に八面大王足跡岩がある。
  • 特異な形状をしている。
  • 戦前までは、長野県の史跡として指定されていた。
  • 修験の場として使用された形跡がある。

参考文献[編集]

  1. ^ 『穂高町の古墳』、穂高町教育委員会(1970)P.51

関連項目[編集]