防空管制群

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防空管制群(ぼうくうかんせいぐん)は、航空自衛隊の群の一つ。

組織[編集]

北部航空警戒管制団中部航空警戒管制団西部航空警戒管制団南西航空警戒管制団の各航空警戒管制団の傘下に、それぞれ北部防空管制群、中部防空管制群、西部防空管制群、南西防空管制群が編成されている。各防空管制群は各管制団司令部と同所(三沢基地入間基地春日基地那覇基地)に駐屯し、隷下部隊として防空管制隊と警戒通信隊を持つ。防空管制指揮所は所在する基地の地下にある。群司令は1等空佐

任務[編集]

防空管制隊は、地区防空指令所(DC)の管理と運用を主たる任務とする。つまり、航空方面隊作戦指揮所の直接指揮の下、担当防衛区域内のレーダーサイトからの防空情報を集積し、平時においてはスクランブルの発令、要撃戦闘機の誘導と領空侵犯事案に対する対処・指揮を実施する。有事においては地区防空の指令所として、戦闘機部隊・高射部隊の目標振り分け・誘導・指揮を実施し、敵性航空機・ミサイルの遠方での撃破、防空識別圏内における航空優勢の維持を図る。要撃管制、警戒管制の職種を担当する航空自衛官から主に構成される。警戒通信隊は主に機器の維持整備を担当する[1]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]