防空識別圏
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防空識別圏(ぼうくうしきべつけん、Air Defense Identification Zone、ADIZ)とは、国などの防空上の理由から設定された空域のことである。英称の頭文字から「アディズ」や「エィディズ」と呼ばれることがある。
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[編集] 対抗
[編集] 空軍力への対抗
自国の航空機が平和時に他国の防空識別圏内を飛行する場合には、事前に飛行計画を提出することで望まない偶発的紛争や軍事的緊張が高まるのを防ぐよう配慮されていると一般的には理解されている。ただ、この防空識別圏は国際法で確立したものではなく、領空、領土の範囲を定めたものではない。
多くの国において領海は12海里に設定されており、他国機が領海上空の領空を侵犯してから領土上空に到達するまで、旅客機でも1分強、超音速軍用機であれば数十秒あれば可能であり、領空侵犯を確認してから対応するのでは手遅れになる危険がある。従って領空の外周の空域に防空識別圏を設定し、届けのない航空機が防空識別圏に進入した時点で空軍力による強制措置を含む対応がなされる。そのためのスクランブルは、当該機が防空識別圏に進入する姿勢を見せた時点で行われることが多い。
[編集] テロリズムへの対抗
ワシントンD.C.の防空識別圏
ハイジャックした旅客機を地上のテロ目標と激突させる手法が用いられた9・11テロの後、米国のメリーランド州ボルチモアとワシントンD.C.にまたがる首都地域は、領空内の飛行許可を得ている民間航空機等の侵入をも絶対に許さない特別な防空識別圏を設けている。
[編集] 関連項目
- 領空侵犯
- 与那国空港#防空識別圏問題 ‐ 自国の領空が他国の防空識別圏に組み込まれていた例
- 東京急行 (ロシア空軍)