通俗心理学

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通俗心理学(つうぞくしんりがく)とは、市井の人々が日常生活の中で自分や他人の心や行動を理解・説明する際に援用する知識や理論のこと。ポピュラー心理学とも呼ばれる。

概説[編集]

学術的に通俗心理学として批判が成されるときは以下の理由によることが多い。例えば、神経言語プログラミング(NLP)のように理論モデルの「研究・実証」ではなく、コンピテンシー・モデルとして「研究・開発」された故に実証性や科学性に欠けるといった批判。また、交流分析などのように理論モデルは構築されているものの、データや根拠が希薄で実証性に欠けるといった批判などである。また、統計学など他の学術分野の進展により、過去に研究され定着・実用化したものに対して批判が成されることもある。

春日武彦は『宝島30』において、通俗心理学の中でも雑誌に掲載されているタイプのそれについて解説した。春日はそれには次のようなものがあるとした。(1)フローチャートを用いて性格類型を決めるもの (2)何らかのストーリーや状況設定を提示し、それに対する回答によって「あなたの深層心理」を指摘するもの (3)他人のなにげない言動そぶりから心を見抜く方法を伝授するマニュアル型のもの (4)選択肢式質問を列挙し各選択肢により決まる点数の合計を根拠に分類するもの。 そして春日はそれぞれのタイプの欠点・問題点についても言及し、また自分自身がそうしたものの作成者となったときの様々な体験談を紹介した[1]

通俗心理学の例[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『宝島30』1994年2月 p178-p185

参考文献[編集]

  • 『宝島30』1994年2月

関連書籍[編集]

通俗心理学を批判した本

関連項目[編集]