軽種馬育成調教センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

財団法人軽種馬育成調教センター(けいしゅばいくせいちょうきょうセンター、Bloodhorse Training Center)は、農林水産省管轄下の日本の財団法人。通常は英字略称のBTCと呼ばれることが多い。

目次

[編集] 概要

1991年(平成3年)3月15日設立。日本中央競馬会(JRA)が1993年(平成5年)10月にオープンさせた「日高育成総合施設軽種馬育成調教場」の運営をJRAから受託しており[1]、同調教場の施設の維持管理を行うほか、世界各国から競走馬の育成に携わる人間を受け入れての技術研修、競走馬育成に関わる各種研究などを行っている。

また引退した過去の重賞勝ち馬(特に高齢のため種牡馬繁殖牝馬乗馬用の馬としても引退した馬)の所有者に対し、その馬を競馬ファンに公開する場合に必要な費用の一部を助成する「引退名馬けい養展示事業」も行っている(詳細は功労馬繋養展示事業を参照)。

[編集] 育成調教場

北海道浦河郡浦河町にある競走馬育成施設。JRA日高育成牧場の中にあり、同牧場の敷地の大部分を占める。通常の調教以外にも、産地馬体検査の会場としても利用される。

施設の利用は、事前に施設の利用承認を受けた上で1日につき1頭800円(芝2000mのコースを利用する場合のみ300円の追加料金が必要)を支払うことで、一般の牧場の競走馬でも可能(なお滞在馬房・宿泊施設等を使用する場合は別料金となる)。そのため近年では調教場の周辺に、主に1歳~2歳馬の育成を目的とした民間の育成牧場が数多く開設されるようになっており、その影響で1日あたりの利用頭数も平均で500頭以上にまで伸びている[2]

一方で本施設の存在は、自前で育成施設を持つ他地域の育成牧場にとっては商売の圧迫要因ともなることから、JRAが育成牧場で育成した馬を販売するブリーズアップセールの存在と共に「民業圧迫」と批判されることもある[3]

[編集] 主な施設

  • グラス直線馬場(2000m)
  • 屋内直線馬場(ウッドチップ、1000m)
  • 屋内トラック馬場(1周600m)
  • 屋内坂路馬場(ウッドチップ、700m)
  • 直線砂馬場(1600m、1200m)
  • 坂路芝馬場(2400m)

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ よく「BTCが育成調教場を所有している」と勘違いされることがあるが、施設の所有者は現在もJRAであり、BTCはあくまで運営を受託しているのみである。
  2. ^ 調教場の利用状況
  3. ^ 「日高発」馬事通信(2004~2007年バックナンバー)
個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス