西部橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西部橋
地図
基本情報
日本の旗 日本
所在地 福島県大沼郡金山町
交差物件 只見川
用途 道路橋
路線名 金山町道土倉西部線
管理者 金山町
施工者 JFEエンジニアリング
開通 2013年平成25年)12月15日
座標 北緯37度23分54.1秒 東経139度27分18.2秒 / 北緯37.398361度 東経139.455056度 / 37.398361; 139.455056 (西部橋)
構造諸元
形式 下路トラスドランガー橋
材料
全長 104.000 m
6.200 m
高さ 15.000 m
最大支間長 102.600 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示

西部橋(にしぶばし)は、福島県大沼郡金山町大字大塩 - 大字横田の只見川に架かる金山町道土倉西部線の橋長104 m(メートル)の下路トラスドランガー橋

概要[編集]

金山町内を流れる一級河川只見川を渡り、金山町道土倉西部線[1]を通す。南詰は金山町横田、北詰は金山町大塩に位置し、南岸の国道252号と対岸の西部集落を結ぶ役割を持つ。

[2]

旧橋[編集]

西部橋(旧橋)
基本情報
日本の旗 日本
所在地 福島県大沼郡金山町大字大塩 - 大字横田
交差物件 只見川
用途 道路橋
路線名 金山町道土倉西部線
管理者 金山町
施工者 日本鋼管
竣工 1978年昭和53年)
閉鎖 2011年平成23年)7月29日
構造諸元
形式 ランガー橋
材料
全長 121.600 m
4.400 m
高さ 14.700 m
最大支間長 120.400 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示

[3]

歴史[編集]

1953年昭和28年)に西部橋が架橋され、1978年(昭和53年)に金山町により[3]ランガー橋に架け替えられた[4]

2011年平成23年)7月29日平成23年7月新潟・福島豪雨により只見川が激しく増水した結果、国道252号二本木橋只見線など周囲の橋梁とともに落橋、流出した。橋梁の復旧には長い時間が見込まれ、また付近で唯一落橋を免れた町道の四季彩橋から西部地区へ通じる町道は雪崩の恐れから冬季閉鎖が行われるために、冬季間の地域の孤立が懸念されることから、金山町と復興支援業務に当たる福島県会津若松建設事務所は国土交通省北陸地方整備局へ橋梁の工事委託を行い、取り急ぎ冬季の交通を確保するために応急本工事として町道に雪崩予防柵を設置し、同年12月15日、厳冬期に間に合わせる形で竣工した[5]

2012年(平成24年)10月より、元の位置よりも400 m上流側で橋梁の本体工事が開始され、2013年(平成25年)6月より上部工工事が行われた。7月1日からケーブルクレーンにより桁の架設が行われ[6]7月25日に完了し[7]7月29日から床版、舗装工事が行われ12月15日に供用され渡橋式が行われた。豪雨災害を教訓とし橋梁の桁下高さは旧橋よりも2.5 m高くなっている[8]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ 町道土倉・西部線西部橋災害復旧下部他工事 - 滝谷建設工業
  2. ^ 橋梁年鑑 平成27年版” (PDF). p. 9, 155. 2022年1月20日閲覧。
  3. ^ a b 橋梁年鑑 昭和60年版” (PDF). p. 59, 158, 159. 2022年1月20日閲覧。
  4. ^ 西部橋1953”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2022年1月20日閲覧。
  5. ^ 金山町災害支援業務の概要について(途中経過報告) - 福島県会津若松建設事務所
  6. ^ 西部橋の上部工(桁架設)工事に着手します - 国土交通省北陸地方整備局阿賀川河川事務所
  7. ^ 西部橋の上部工(桁架設)が完了します - 国土交通省北陸地方整備局阿賀川河川事務所
  8. ^ 町道 新西部橋 開通式 - 金山町