膿栓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。免責事項もお読みください。 |
膿栓(のうせん)とは、咳をした時などに喉の奥から飛び出してくることのある小さな球状の塊の名称。潰すと強烈な悪臭を放つ。
目次 |
[編集] 原因・特徴
喉の奥にある口蓋扁桃(扁桃腺)をはじめとした咽喉内の扁桃は、進入してくる細菌やウイルスなどを殺し、体内への侵入を防ぐ働きがあるが、各扁桃の表面にある腺窩と呼ばれる小さな穴に、細菌の死骸や壊死した細胞片、食物のかすなどが溜まることにより形成される。大きなものでは直径3~5mm程度、色は薄黄色、黄緑色または乳白色をしており、食物のかすや細菌の塊であるため、潰すと下水道が逆流した際のような強い臭気を持つ。喉の構造や扁桃腺の形状などにより、膿栓が体外に出やすい人とそうでない人の個人差はあるが、膿栓自体は誰でも持っているものである。
また、特に冬は空気が乾燥し、細菌の付着した塵やほこりが舞い上がりやすくなるため、膿栓の量が多くなる、または大きめの膿栓が形成される傾向にある。
[編集] 対策など
歯周病などの心当たりもないのに口臭が気になる場合、膿栓をチェックしてみた方がよい。膿栓そのものが人体に悪影響を及ぼすことはないが、口臭を発生させる原因であるため、発生を抑えるに越したことはない。これが口腔内にあるとなにかこびりついたような感覚をおぼえる。予防方法として、茶(緑茶や紅茶など)でうがいをする(口腔内の汚れを除去すると同時に、茶のカテキンが細菌の増殖を抑制する)、歯をしっかり磨いて食べカスなどを除去するという方法が効果的である。
激しい咳やくしゃみなどで出ることがある。また、膿栓を取り除く際には、へたに自分でとろうとすると、扁桃腺や粘膜を誤って傷つけてしまう恐れがあるため、耳鼻咽喉科などで除去してもらう方が良い。

