糖葫蘆

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糖葫蘆
伝統的な糖葫蘆(2008年、上海にて撮影)
別名 冰糖葫蘆
種類 菓子
発祥地 中国
主な材料 オオサンザシ
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糖葫蘆
繁体字 糖葫蘆
簡体字 糖葫芦
文字通りの意味砂糖をまとったヒョウタン
発音記号
標準中国語
漢語拼音táng hú lu
粤語
粤拼tong4 wu4 lou4*2
閩南語
閩南語白話字thn̂g-hô͘-lô͘
Bingtanghulu
繁体字 冰糖葫蘆
簡体字 冰糖葫芦
文字通りの意味氷砂糖をまとったヒョウタン
発音記号
標準中国語
漢語拼音bīng táng hú lu
閩南語
閩南語白話字peng-thn̂g-hô͘-lô͘

糖葫芦(とうころ、タンフールー[注釈 1]Tanghulu、繁体字:糖葫蘆)および、 冰糖葫芦(ひょうとうころ、ビンタンフール、bingtanghulu、繁体字:冰糖葫蘆)は、中国菓子である。 この菓子はりんご飴のように飴掛けした果物を竹串に刺したものであり、華北地方ではオオサンザシが使われる一方、一部地域では山楂が用いられる。伝統的にはサンザシ類が用いられるが、近年はマンダリンオレンジイチゴといった別の果物やプチトマトなどの野菜が用いられる場合や、餡子[2]が用いられる場合もある。

この菓子はの次代に誕生し、今日まで華北地方において親しまれている[3]

糖葫蘆という名前は「砂糖をまとったヒョウタン」(sugar Calabash)を、冰糖葫蘆は「氷砂糖をまとったヒョウタン」( "rock sugar Calabash")をそれぞれ意味しており、いずれも、串にささった果物の形状を入れ物のヒョウタンに見立てたものである。

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関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 読み方は人民網の記事[1]および、国立民族学博物館の記事[2]より。

出典[編集]

  1. ^ ゲテモノ・タンフールー、今年の新メンバーは? 黒竜江省--人民網日本語版--人民日報”. j.people.com.cn. 2022年1月2日閲覧。
  2. ^ a b 庶民の心身いやす菓子 | 国立民族学博物館”. 国立民族学博物館 (2018年7月21日). 2022年1月2日閲覧。
  3. ^ Timothy G. Roufs Ph.D.; Kathleen Smyth Roufs (29 July 2014). Sweet Treats around the World: An Encyclopedia of Food and Culture: An Encyclopedia of Food and Culture. ABC-CLIO. pp. 85. ISBN 978-1-61069-221-2. https://books.google.com/books?id=M_eCBAAAQBAJ&pg=PA85 
  4. ^ 漫画展:「平静」壊す戦争見よ 平成生まれ企画 ちばてつやさんら体験者の50点 京都造形芸大”. 毎日新聞. 2022年1月2日閲覧。