筏田かつら

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筏田 かつら
(いかだ かつら)
誕生 ????7月1日
日本の旗 日本千葉県
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
活動期間 2016年 -
主な受賞歴 第4回ネット小説大賞
デビュー作 静かの海
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筏田 かつら(いかだ かつら、7月1日 - )は、日本の小説家。千葉県出身。

略歴[編集]

千葉県内の進学高校を卒業し、東京都内の大学に進学、バイオインフォマティクスを専攻した、理系出身の作家である。大学卒業後は、山形県内の企業に就職・居住。その後、沖縄県等の地方居住経験を経て、現在の居住地に至る。作者自身の体験や、地方居住の経験が、作中にも見られる。

2011年から、WEB小説(小説家になろう)に『静かの海』を投稿開始。

2016年、第4回ネット小説大賞で『静かの海』、『眼鏡とあまのじゃく』の2作品が同時に受賞[1]。同年、受賞作の一つである『静かの海』で、宝島社から商業デビュー。2017年、もう一つの受賞作である『眼鏡とあまのじゃく』を加筆修正し、改題した『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』を宝島社から発刊。続編、スピンオフの発刊を期に『君恋』シリーズ と呼ばれるようになった(作者本人は『何変』シリーズや、シリーズの総称として「ありえない」と呼ぶことが多い)。

イラストレーターU35氏の表紙と、人間の感情を作品タイトルに起用した斬新さが人目を惹く。2017年の初版発刊からから長期に渡り根強い人気をほこる。

コミカライズ化の効果も追い風となり、シリーズ累計40万部(2021年8月現在)を売り上げるヒット作となった[2]。また、騒々しさとシットリする独特の文調が同居する作風は、一部のファン層から「筏田節」と称されている。

作品[編集]

小説[編集]

単著[編集]

  • 静かの海 あいいろの夏、うそつきの秋(宝島社)単行本 – 2016/9/5(イラスト:友風子)
  • 静かの海 ゆらめきの冬、さよならの春(宝島社)単行本 – 2016/10/7(イラスト:友風子)
  • 君に恋をするなんて、ありえないはずだった(宝島社文庫)文庫 – 2017/3/25(イラスト:U35
  • 君に恋をするなんて、ありえないはずだった そして、卒業(宝島社文庫)文庫 – 2017/7/6(イラスト:U35)
  • 君に恋をしただけじゃ、何も変わらないはずだった(宝島社文庫)文庫 – 2018/3/6(イラスト:U35)
  • 静かの海 その切ない恋心を、月だけが見ていた 上(宝島社文庫)文庫 – 2018/6/6(イラスト:LAL!ROLE)
  • 静かの海 その切ない恋心を、月だけが見ていた 下(宝島社文庫)文庫 – 2018/6/6(イラスト:LAL!ROLE)
  • ヘタレな僕はNOと言えない(幻冬舎文庫)文庫 – 2019/2/7(イラスト:ma2)
  • 赤くない糸で結ばれている(角川文庫)文庫 – 2021/3/24(イラスト:山中ヒコ)
  • 大嫌いな君に、サヨナラ(PHP研究所 カラフルノベル)単行本(ソフトカバー) – 2020/6/20(いかだかつら 名義/イラスト:げみ)
  • 君に恋をするなんて、ありえないはずだった 課外授業は終わらない(宝島社文庫)文庫 – 2021/8/5(イラスト:U35)

アンソロジー[編集]

「」内が筏田かつらの作品

  • 3分で読める! 誰にも言えない○○の物語(宝島社文庫)文庫 - 2022/5/10「誰にも言えない早朝○○の物語」

漫画[編集]

  • 君に恋をするなんて、ありえないはずだった(このマンガがすごい!Comics)単行本 – 2018/1/26(イラスト:柏木郁乃)
  • 君に恋をするなんて、ありえないはずだった 2(このマンガがすごい!Comics)単行本 – 2018/7/20(イラスト:柏木郁乃)

脚注[編集]