現代ウクライナ文学
現代ウクライナ文学(ウクライナ語: сучасна українська література)とはウクライナ人の作家により書かれた、ここ数十年のウクライナ文学である。実際、どこからを現代ウクライナ文学とするかは定かでは無いため、ここでは一般的に知られる定義であるソ連崩壊後のウクライナで書かれたものを指す。
概要[編集]
ソ連時代、ウクライナ文学は社会主義リアリズムを強制されていたがソ連崩壊後、政府による検閲がなくなり表現の自由が生まれた。その上、外国の自由な文学に影響され現代ウクライナ文学は過去のウクライナ文学ではタブーだったホロドモール、性行為、麻薬といったものを扱うようになったり、ポストモダンやスルジクを含めた新しい様式を取り入れることでソ連時代とは明確に区分化した。
なお、広い意味での現代ウクライナ文学はロシア語で書かれたものも現代ウクライナ文学に含むことがある。
現代ウクライナ小説家[編集]
- ユーリー・アンドルホーヴィチ
- パブリュック・イゴール
- イレーナ・カルパ
- アンドリー・クルコフ
- セルヒー・ジャダン
- リューブコ・デーレシ
- スヴィトラーナ・ポヴァリャーイェヴァ
- テチャーナ・マリャルチュック
- タマラ・ドゥーダ
現代ウクライナ詩人[編集]
関連文献[編集]
- オリガ・ホメンコ「独立後の現代ウクライナ文学:プロセス、ジャンル、人物」『スラヴ文化研究』第16巻、東京外国語大学ロシア東欧課程ロシア語研究室、2019年3月、104-127頁、2024年3月3日閲覧。