狂 (KLUE)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
狂 (KLUE)
GEZANスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル
時間
レーベル 十三月
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 週間38位オリコン週間アルバム)[4]
  • テンプレートを表示

    狂 (KLUE)』は日本のロックバンド・GEZANの5thフルアルバム。2020年1月29日に十三月より発売された[5]

    概要[編集]

    2018年の『Silence Will Speak』以来のアルバムリリースとなる今作は、エンジニアに内田直之を招いて制作された。録音はRed Bull Studios Tokyo、ミキシングは自身のスタジオ・makisato labで行われ、ジャケットには2019年度木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家・岩根愛の写真が使用されている[6]

    構成と音楽性[編集]

    本作は、ミニマルなアンサンブルを支柱として全編を100BPMでほぼシームレスに繋いだ構成となっており[7]、「クラブにおける忘我のリズム、ダンスによって得られる自由の感覚」がロックとして表現されている[8]

    評価と批評[編集]

    • 音楽ライターの天野龍太郎は、「誇大なアジテーションによって集団を煽動するのではない。ガス抜きのような現実逃避のファンタジーに聞き手を誘い込むのでもない。現実に向き合った、逡巡を含んだ言葉と歌という手がかりを手渡すことで、一人ひとりを孤独に思考させようとする、新しい時代の新しいレベルミュージック。」と評した[9]

    収録曲[編集]

    CD、音楽配信
    #タイトル作詞作曲・編曲時間
    1.「狂」  
    2.「EXTACY」  
    3.「replicant」  
    4.「Human Rebellion」  
    5.「AGEHA」  
    6.「Soul Material」  
    7.「訓告」  
    8.「Tired Of Love」  
    9.「赤曜日」  
    10.「Free Refugees」  
    11.「東京」  
    12.「Playground」  
    13.「I」  
    合計時間:

    脚注[編集]

    1. ^ 「クロス・レヴュー」『ミュージック・マガジン』第52巻第4号、ミュージック・マガジン、2020年3月。 
    2. ^ 「アルバム・レヴュー」『ミュージック・マガジン』第52巻第3号、ミュージック・マガジン、2020年2月。 
    3. ^ 「クロス・レヴュー」[1]、「アルバム・レヴュー」[2]において5人の評者がつけた点数の平均値。
    4. ^ 狂(KLUE) GEZAN”. ORICON NEWS (2020年). 2022年3月27日閲覧。
    5. ^ GEZAN、5thアルバム『狂(KLUE)』リリース決定&東名阪リリースツアー開催”. billboard JAPAN (2019年11月27日). 2023年7月2日閲覧。
    6. ^ GEZANが1月に5thアルバム発表、リリース記念の東名阪ワンマンツアーも”. 音楽ナタリー (2019年11月26日). 2022年3月27日閲覧。
    7. ^ 狂(KLUE)<初回盤>”. TOWER RECORDS ONLINE (2020年). 2022年3月27日閲覧。
    8. ^ GEZAN『狂(KLUE)』が問う、新しい時代の新しい「革命」のかたち 2/3”. QJWeb (2020年2月10日). 2022年3月27日閲覧。
    9. ^ GEZAN『狂(KLUE)』が問う、新しい時代の新しい「革命」のかたち 3/3”. QJWeb (2020年2月10日). 2022年3月27日閲覧。