溶融亜鉛めっき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
溶融亜鉛めっき鋼材表面の斑模様

溶融亜鉛めっき(ようゆうあえんめっき:"hot dip galvanizing")とは、鋼材の防錆処理の一種である。現場では正式名称はあまり使われず、めっき槽に浸ける様子から、俗にドブづけとかテンプラなどと呼ばれるのが一般的である。

概要[編集]

鋼材の表面に亜鉛の合金層を形成することで、亜鉛の犠牲的防食作用により、鋼材の腐食を抑制する。 屋外に設置される鋼構造物の防食処理として広く採用されており、身近なものとしては送電用鉄塔などが挙げられる。

環境条件が良好であれば数十年に渡る防食効果が期待できる一方、重工業地帯や海浜地区などでは、寿命は著しく短くなるといわれている。

[編集]

めっきされた当初は亜鉛の光沢色が見られるが、風雨に晒されると、酸化被膜ができて白くなる。

規格[編集]

溶融亜鉛めっきの作業工程は、JIS H9124によって以下のように定められている。

(1) 鋼材表面の脱脂(10%アルカリ溶液槽)

(2) 酸洗(7~10%硫酸溶液槽)

(3) フラックス(飽和塩化亜鉛アンモニウム溶液槽)

(4) めっき(440~460℃液体亜鉛槽)

(5) 冷却(温水槽もしくは空冷)

めっきされた鋼材表面には、亜鉛の結晶による斑模様が現れるのが特徴である。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]