波立薬師

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波立寺(波立薬師)
伽藍および本堂
伽藍および本堂
所在地 福島県いわき市久之浜町田之網字横内89
位置 北緯37度07分08.1秒 東経140度59分53.0秒 / 北緯37.118917度 東経140.998056度 / 37.118917; 140.998056座標: 北緯37度07分08.1秒 東経140度59分53.0秒 / 北緯37.118917度 東経140.998056度 / 37.118917; 140.998056
山号 医王山
宗派 臨済宗妙心寺派
創建年 大同元年(806年
開山 徳一
法人番号 5380005006594 ウィキデータを編集
波立薬師の位置(福島県内)
波立薬師
波立薬師
波立薬師 (福島県)
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波立薬師(はったちやくし)は、福島県いわき市久之浜町にある。医王山・波立寺[1]

歴史[編集]

閼伽井、八茎とともにいわき三大薬師のひとつに数えられ、徳一上人の開基といわれる。本殿から福島県道395号四倉久之浜線(旧国道6号)をはさんで向かい側には波立海岸がある。このあたりの海岸線は奇岩怪石が連なっており、弁天島と呼ばれる奇岩には鳥居が設けられ、弁天橋で海岸と結ばれている。

この橋は、東日本大震災の際に津波で破壊されており、島に渡ることは出来なくなっていたが、今は修復されており渡れるようになっている。 荒波を常に受けており、地元では渦潮が見られるスポットとされている。また、県内随一の初日の出のスポットとして有名で、地元企業の新年のテレビCMの背景にも良く使われる。但し天候次第では橋も波を被ることがあり注意が必要。また、間の旧国道6号は断崖をカーブやトンネルで縫うように走るトラック街道であり、交通事故も多い。

波立海岸の玉砂利は、持ち帰ると薬師如来の祟りで眼病を患うとされ、地元ではタブーとされている。

なお、寺名は「はりゅう」と読み、寺の通称と海岸の名前は「はったち」と読む。波立海水浴場は利用者減少により統合がなされ久之浜・波立海水浴場と名を変えた。

毎月第一日曜日には門前市が開かれる。

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]