構造的暴力

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構造的暴力(こうぞうてきぼうりょく、structural violence)とは、1970年代にノルウェーの社会学者、ヨハン・ガルトゥングが提唱した国際政治学および平和学の概念の一つであり、行為主体が明確でない暴力の形態である。間接的暴力とも呼ばれる。

概説[編集]

暴力の形態には物理的なものから心理的なもの、行為主体が個人に特定可能なものから集団的なものまでさまざまに考えられる。その中で行為主体が不明確であり、その間接的・潜在的なアプローチで行われる暴力の形態を構造的暴力と呼ぶ。

具体的には貧困飢餓抑圧差別などがこれに当たり、国際政治の課題が東西冷戦から南北問題に移行するにつれてこれらの問題が顕在化してきた。これらの問題は人類が生存する限り存在する問題であることから、解決することは不可能とされる。

関連項目[編集]