村山りおん

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村山 りおん(むらやま りおん)は、日本の著作家、フランス文学・演劇学者。本名・村山則子(むらやま のりこ)。

来歴[編集]

佐賀県生まれ。東京外国語大学フランス語科卒業。放送大学大学院修士課程修了、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程および2014年博士課程修了。「「驚くべきものle merveilleux」の概念から見たフランス・オペラの成立 :リュリ/キノーのオペラを巡るペローとラシーヌの「アルセスト論争」を中心に」で学術博士表象文化論の研究を行い、絵画においても個展を重ねる。個人誌『翠』を刊行。作家としては村山りおんの筆名で、『石の花冠』により第5回小島信夫文学賞受賞。

著書[編集]

単著

  • 『プラスティックの小箱』(小沢書店 1999年12月)
  • 『絹のうつわ』(小沢書店 2000年8月)
  • 『園生より黄金の惑星へ』(書肆山田 2000年9月)
  • 『惑星の紀行』(書肆山田 2003年6月)
  • 『薔薇畑で』(作品社 2006年1月)
  • 『石の花冠』(作品社 2007年10月)
  • 『オフィーリアの月』(作品社 2010年1月)
  • メーテルランクドビュッシー―『ペレアスとメリザンド』テクスト分析から見たメリザンドの多義性』(村山則子 作品社、2011年3月)
  • 『一本の葡萄の木』(作品社、2012年2月)
  • ペローラシーヌの「アルセスト論争」-キノーリュリのオペラを巡る「驚くべきもの le merveilleux の概念」』(村山則子 作品社、2014年9月)
  • 『氷上に滑空』(作品社、2016年1月)
  • ラモー 芸術家にして哲学者―ルソーダランベールとの「ブフォン論争」まで』村山則子 作品社 2018
  • 『雲井の余所』(作品社、2020年12月)

脚注[編集]