日本高速機関

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日本高速機関株式会社(にほんこうそくきかん)は、1950年代に存在した日本バイクメーカー。ブランド名はホスク

概要[編集]

英国のアリエルを踏襲した製品を製造し販売を開始した。当時のオートバイメーカーの中では珍しく、実用車でない、スポーツ嗜好の車種を売りにしていた。品質とデザインの良さを特徴としたものの、量産できず販売は伸び悩み、1954年 - 1960年の間における存在のみにとどまった。

沿革[編集]

山田輪盛館の二代目大関日出吉が株式会社山輪を設立、HOSKブランドで部品製造を開始し、プロトタイプの成功後、日本高速機関株式会社を設立。1959年昌和製作所と資本提携後、製造権、生産設備を譲渡。その後、昌和製作所はヤマハ発動機のグループ傘下に入る。

当時2ストローク車のみの製造メーカーであったヤマハは、これを機に4ストローク大型排気量の技術と生産設備を得、英国車の流れをくむXSシリーズの製造に繋げてゆくことになる。

製造モデル[編集]

  • CA 150cc
  • BA OHC 196cc
  • AB 250cc
  • FA 350cc
  • DA 500cc
  • GA 500cc
  • DB 500cc

関連項目[編集]