新町 (池田市)

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新町
新町の位置(大阪府内)
新町
新町
新町の位置
北緯34度49分43.9秒 東経135度25分27.3秒 / 北緯34.828861度 東経135.424250度 / 34.828861; 135.424250
日本の旗 日本
都道府県 大阪府
市町村 池田市
面積
 • 合計 0.077 km2
人口
(2017年)
 • 合計 544人
 • 密度 7,100人/km2
郵便番号
563-0050

新町(しんまち)は、大阪府池田市にある地名である[1][2][3]。丁番をもたない単独町名である[4][3]。郵便番号は 563-0050 である[5]。当地域の人口は、2017年12月末時点で 544 人である(池田市市民生活部総合窓口課の資料による)[3]。面積は、2018年3月末時点で 0.077 平方キロメートルである(池田市市長公室広聴文書課の資料による)[3]

地理[編集]

池田市の西端部に位置する[4][6][7]。北は、木部町と接しており、東は、綾羽一丁目、二丁目と接している[4][7]。南は、栄本町西本町と接しており、西は、兵庫県川西市と接している[4]。当地域の西端を猪名川が南流しており、川西市との間に中橋が架橋されている[4][7]。当地域のほぼ中央を、国道173号が縦断している[7]。当地域の南半分は、主に商業地域となっている[7]。当地域は、池田市立池田小学校および池田市立池田中学校の校区に含まれる[8]

歴史[編集]

1925年(大正14年)、池田実業銀行本店(現在のいけだピアまるセンター)が完成される[9]。1929年(昭和4年)頃、中橋が架橋される[10]。1941年(昭和16年)、新町通が車両用道路として整備される[11]。1944年(昭和19年)4月1日、町域の変更が行われ、南新町、柳屋町、大西町の一部が新町通一丁目に、元新町、南新町の一部が新町通二丁目に、淵ヶ上、平井、北新町の全域、小坂前、元新町の一部が新町通三丁目に変更される[12]。新町および木部町の猪名川河岸には遊泳場があり、1949年(昭和24年)には、池田市営猪名川遊泳場条例が制定されている[13][14]

1951年(昭和26年)、新町通商店会が結成される[15]。1962年(昭和37年)8月、池田市立図書館が旧住友銀行池田支店の建物(現在のいけだピアまるセンター)に開設される[16]。1968年(昭和43年)、勤労者センターが開設される[17]。1970年(昭和45年)3月1日、新町通一丁目から三丁目および綾羽町一丁目から三丁目、西本町、槻木町の各一部が、新町となる[1][18]

1975年(昭和50年)4月、池田会館が開館される[19]。1981年(昭和56年)、青少年指導センターおよび教育研究所が2番14号で業務を開始する[20]。1982年(昭和57年)3月27日、伝承「唐船が淵」が市の指定文化財(史跡)に指定される[21]。2000年(平成12年)、いけだピアまるセンターが開設される[22]。2004年(平成16年)6月9日、いけだピアまるセンターが、国の登録有形文化財に登録される[21]。同年10月18日、猪名川政右衞門の碑が市の指定文化財(史跡)に指定される [21]

施設[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 643.
  2. ^ 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 51.
  3. ^ a b c d e f 池田市統計書 平成30年版”. 池田市. 2020年2月8日閲覧。
  4. ^ a b c d e 『都市地図 大阪府 池田市』 2015.
  5. ^ 郵便番号・住所”. 日本郵便. 2020年2月8日閲覧。
  6. ^ 池田市全図”. 大阪の住まい活性化フォーラム. 2020年2月8日閲覧。
  7. ^ a b c d e 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 1424.
  8. ^ 市立学校通学区域表”. 池田市. 2020年2月8日閲覧。
    通学区域図”. 池田市. 2020年2月8日閲覧。
  9. ^ いけだピアまるセンター(旧池田実業銀行本店)”. 大阪文化財ナビ. 2020年2月8日閲覧。
  10. ^ 『昭和初期の池田 町並みを復元して』 1995, p. 62.
  11. ^ 酒井啓・岡田昌彰 (2005年10月). “池田の都市形成とその構造の変容に関する研究”. 公益社団法人 土木学会. 2020年2月8日閲覧。
  12. ^ 『昭和初期の池田 町並みを復元して』 1995, p. 10.
  13. ^ 広報 いけだ”. 池田市 (2009年9月1日). 2020年2月8日閲覧。
  14. ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 634.
  15. ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 81.
  16. ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 424.
  17. ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, pp. 238, 471.
  18. ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 564.
  19. ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 589.
  20. ^ 池田市広報”. 池田市 (1981年10月15日). 2020年2月8日閲覧。
  21. ^ a b c 池田市の歴史文化”. 池田市. 2020年2月8日閲覧。
  22. ^ いけだピアまるセンター(企業育成室)”. 池田市. 2020年2月8日閲覧。
  23. ^ ローソン 池田新町”. ローソン. 2020年2月8日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『都市地図 大阪府 池田市』昭文社、2015年2月。ISBN 978-4-398-97735-9 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 (編)『角川日本地名大辞典 27 大阪府』角川書店、1983年10月。ISBN 978-4-04-001270-4 
  • 室田卓雄『池田歴史散歩 地名と文化財』いけだ市民文化振興財団、1999年8月。 
  • 池田の町並み復元グループ(編集)『昭和初期の池田 町並みを復元して』池田の町並み復元グループ、1995年11月10日。 
  • 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第4巻 現代編』池田市、2011年3月31日。