新井和吉

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新井 和吉
あらい かずよし
人物情報
生誕 日本の旗 日本
出身校 法政大学工学部
学問
研究分野 航空宇宙工学
研究機関 法政大学理工学部
学位 工学修士法政大学
工学博士東京工業大学
学会 日本航空宇宙学会
日本材料学会
化学工学会
日本材料科学会
日本高圧力技術協会
粉体工学会
主な受賞歴 第64回金属組織写真賞 顕微鏡関連部門「奨励賞」
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新井 和吉(あらい かずよし)は、日本の航空材料工学者

工学博士(東京工業大学)。法政大学理工学部機械工学科教授[1]

略歴[編集]

法政大学工学部機械工学科を卒業後、法政大学大学院工学研究科へと進学し機械工学を専攻。そして、東京工業大学大学院理工学研究科にて博士後期課程を修了する。

横浜国立大学工学部日本大学生産工学部の助手などを務め、1996年に法政大学工学部助教授へと就任した。その後、同学部教授となって2008年から理工学部教授を務める。

日本材料科学会 評議員、化学工学会ミキシング技術特別研究会 幹事などを歴任。

日本高圧力技術協会石油貯槽通気装置等基準検討小委員会(ST-3B) 幹事、粉体工学会東京談話会 幹事、日本材料科学会 理事、同学会ホームページ委員会 委員長などを担っている。

また、スポーツ用アイガードの安全基準(SG基準)制定にも携わった[2]

著作等[編集]

  • 『撹拌槽内における液流の流動状態の測定法』(ケミカルエンジニアリング第35巻第11号、1990年)
  • 『最近の化学工学44、ミキシング -変貌する撹拌・混合技術-』(化学工業社、1992年)
  • 『化学装置用有機材料資料集Ⅵ 非金属材料の選択指針』(化学工学会化学装置材料委員会 有機材料分科会編、1994年)
  • 『プラスチック大辞典』(工業調査会、1994年)
  • 『化学工学シンポジウムシリーズ51 化学工学における流れの数値解析と実験的研究の現状と課題』(化学工学会、1996年)
  • 『攪拌・混合におけるトラブル発生要因と防止対策』(技術情報協会、1996年)
  • 『耐食FRP製機器の評価基準並びに設計製作指針』(エンジニアリング振興協会、1996年)
  • 『アルミニウム技術便覧』(カロス出版、1996年)
  • 『固定屋根式石油類貯蔵タンクの通気装置に関する基準(日本高圧力技術協会基準 HPIS-G-103-1997)』(日本高圧力技術協会、1997年)
  • 『工業材料大辞典』(工業調査会、1997年)
  • 『石油類貯蔵タンクの通気装置及び配管系に設置されるフレームアレスタ(日本高圧力技術協会基準HPIS-G-109-1998)』(日本高圧力技術協会、1998年)
  • 『材料の科学と工学』(裳華房、1998年)
  • 『固定屋根付き浮き屋根式石油類貯蔵タンクの通気装置(日本高圧力技術協会基準HPIS-G-107-1999)』(日本高圧力技術協会、1999年)
  • 『浮き屋根式石油類貯蔵タンクの通気装置(日本高圧力技術協会基準HPIS-G-104-2000)』(日本高圧力技術協会、2000年)
  • 『非金属材料の選択指針 (改訂版)』(化学工学会 化学装置材料委員会 有機材料分科会編、2001年)
  • 『プラスチック材料活用辞典』(産業調査会、2001年)
  • 『高圧ガス保安技術 甲種化学・機械講習テキスト 新版』(高圧ガス保安協会、2002年)
  • 『化学工学辞典』(丸善株式会社、2005年)
  • 『化学工学の進歩42 最新 ミキシング技術の基礎と応用』(三恵社、2008年)
  • 『最新 材料の性能・評価技術』()産業技術サービスセンター、2014年)
  • 『ガラス繊維強化プラスチック製耐食機器の性能検査指針(FRPS C 003-2018)』(強化プラスチック協会、2018年)
  • 『スポーツ用アイガードのSG基準(CPSA 0147)』(製品安全協会、2021年)

専門分野[編集]

受賞歴[編集]

  • 日本機械学会「畠山賞」受賞(1983年)
  • 手島工業教育資金団「手島工業教育資金団研究奨励賞」受賞(1989年)
  • 日本材料科学会 「日本材料科学会論文賞」受賞(1989年)
  • 日本材料科学会「日本材料科学会末澤賞(奨励賞)」(1994年)
  • 日本材料科学会「日本材料科学会功労賞」受賞(2013年)
  • 日本金属学会「第64回金属組織写真賞 顕微鏡関連部門「奨励賞」受賞(2014年)

脚注[編集]