川村静児

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川村 静児(かわむら せいじ、1958年 - )は、日本の物理学者名古屋大学大学院理学研究科教授。専門は、重力波物理学理学博士東京大学、1989年)。

略歴[編集]

業績[編集]

  • 宇宙科学研究所において、日本初のレーザー干渉計型重力波検出器TENKO10を開発。
  • カリフォルニア工科大学において、レイナー・ワイスキップ・ソーンらとともにレーザー干渉計型重力波観測所LIGOプロジェクトに従事。特に、40mプロトタイプの感度を向上させ、世界最高感度の達成に主導的役割を果たす。また、LIGOの鏡吊り下げグループのリーダーとしてこれを開発。さらに、Advanced LIGOのカリフォルニア工科大学における技術開発リーダーとしてこれを推進。
  • 国立天文台において、TAMA300の建設に従事し、装置グループのリーダーとして、世界最高感度を達成。
  • 国立天文台において、スペース重力波アンテナDECIGOを立ち上げこれを推進。また、第三世代検出器のための全く新しい検出手法を開発。
  • 東京大学宇宙線研究所において、大型低温重力波望遠鏡KAGRAのサブプロジェクトマネージャーおよびコミッショニング・グループのリーダーとして建設・コミッショニングに従事。

著書[編集]

共著[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]