対地接近警報装置

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対地接近警報装置(たいちせっきんけいほうそうち、Ground Proximity Warning System、GPWS)とは、操縦士の自覚なしに航空機が地物に異常接近した場合、操縦者に警報する装置。地上接近警報装置とも言う。

概要[編集]

電波高度計の対地高度・気圧変化による昇降率・離着陸形態・グライドスロープからの偏差情報に基づき、航空機が地表に異常接近した場合に警告灯の点灯と音声による警報が行われる。警報は回避操作が行われてから航空機が危険な状態から脱するまでの時間的余裕をもって発せられ、航空機が危険な状態から脱するまで継続する。なお、GPWSは他の警報装置と異なり警報の作動が直接操縦者による航空機の機動に結びつくため、通常の運航や通常の進入着陸の際は警報を発しないように設計されている。

上記の機能に加えて、地球上の約 95 % の地形データ(空港の位置と周囲の障害物を含む)をデータベースに持ち、GPS等を利用して得られる航空機の正確な位置と照合して、従来のものに比べて素早く音声および画面表示による警告と情報が与えられる新型のもの (enhanced GPWS, EGPWS) もある。これは、従来の電波高度計によるGPWSでは、切り立った崖や急斜面では回避が間に合わない可能性があるためである。

事故[編集]

GPWSを搭載しなかったばかりに発生した事故の一つに、エールアンテール148便墜落事故がある。当時のフランスではGPWS搭載は義務化されておらず、速いのが売りのエールアンテールにとっては、GPWSは高速でのファイナルアプローチの邪魔でしかなく搭載をしていなかった。結果、最新鋭機であるエアバスA320に不慣れだった事も災いし大事故発生と相成った。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]