変質性炎症

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変質性炎症(へんしつせいえんしょう)は急性炎症の時に見られる炎症であり、炎症の起点となる組織障害である。実質臓器に多いため、実質性炎症とも言われている。

炎症の変性、壊死などの組織損傷が強く、炎症細胞はほとんどない。

劇症型肝炎クロイツフェルト・ヤコブ病四塩化炭素による肝細胞の変性・壊死、ジフテリア毒素による心筋炎アメーバ赤痢による腸粘膜の変性、糸球体腎炎による尿細管上皮の変性で見られる。