妙なる調和

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妙なる調和』(たえなるちょうわ、:Recondita armonia)は、ジャコモ・プッチーニ作曲のオペラトスカ』の中でカヴァラドッシ(テノール)によって歌われるアリアの通称である。

概要[編集]

『トスカ』第1幕、教会壁画を描く画家カヴァラドッシが歌うアリアで、恋人の歌姫トスカと、画のモデルになっている女性と、天はそれぞれに美、そして調和を与えている。しかし、わが心はトスカに、という愛の歌。たいていは壁画の前の高い足場の上で歌う。

歌詞[編集]

イタリア語(原文) 和訳

Recondita armonia di bellezze diverse!
È bruna Floria, l'ardente amante mia.
E te, beltade ignota, cinta di chiome bionde,
Tu azzurro hai l'occhio,
Tosca ha l'occhio nero!

L'arte nel suo mistero,
le diverse bellezze insiem confonde...
Ma nel ritrar costei,
Il mio solo pensiero,
Il mio sol pensier sei tu,
Tosca, sei tu!

様々な美しさの中に秘められた調和よ!
私の情熱的な恋人フローリアの髪は栗色だ
そして名も知らぬ美しいあなたは
豊かな金色の髪、
そして青い瞳、
トスカは黒い瞳を持っている!

様々な美しさは
芸術の神秘の中に溶け合っている。
だが、私がこの婦人の肖像を描いている間も、
私のただ一筋の思いは、
トスカよ、ただ一人、君だけに!

音源[編集]

参考文献[編集]