周 (1678年-1681年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大周
清 1678年 - 1681年 清
公用語 中国語
首都 衡陽
昆明
皇帝
1678 - 1678 昭武帝
1678 - 1681洪化帝
変遷
建国 1678
滅亡1681
通貨昭武通宝[1]

(しゅう、1678年 - 1681年)は、17世紀に中国に存在した国家。に対して反乱(三藩の乱)を起こした呉三桂が自ら皇帝となって建国した。同じ国号の他の王朝と区別するために、建国者呉三桂の姓を冠して「呉周」とも呼ばれる。

概要[編集]

元々は平西王として封じられていた呉三桂が1673年に反乱を起こし、自ら大元帥と称し、また周王と称した。1678年3月に衡陽を首都として呉三桂は昭武帝として即位したが、同年8月に病死した。後を呉三桂の孫の呉世璠が継いで洪化帝となったが、戦争の形勢は不利となり、1680年に昆明に首都を移したが、1681年に昆明が清軍により陥落して、洪化帝は自殺して国家は3年で滅亡した。

歴代皇帝[編集]

姓名 年号 在位時間
呉三桂 昭武 1678年3月-1678年6月
呉世璠 洪化 1678年-1681年

脚注[編集]

  1. ^ 宮崎市定「中国史」岩波書店、1978年、P510