刑事 (1959年の映画)

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刑事
Un maledetto imbroglio
監督 ピエトロ・ジェルミ
脚本 ピエトロ・ジェルミ
アルフレード・ジャンネッティ
エンニオ・デ・コンチーニ
原作 カルロ・エミーリオ・ガッダ
(「メルラーナ街の混沌たる殺人事件」より)
製作 ジュゼッペ・アマート
出演者 ピエトロ・ジェルミ
クラウディア・カルディナーレ
フランコ・ファブリッツィ
エレオノラ・ロッシ=ドラゴ
音楽 カルロ・ルスティケッリ
主題歌 アリダ・ケッリ
「死ぬほど愛して」
撮影 レオニーダ・バルボーニ
製作会社 チネリッツ
配給 日本の旗 ニュー・シネマ・コーポレーション(NCC)
公開 イタリアの旗 1959年10月24日
日本の旗 1960年6月23日
上映時間 118分
製作国 イタリアの旗 イタリア
言語 イタリア語
興行収入 イタリアの旗 ITL2,500,000[1]
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刑事』(けいじ、原題:Un maledetto imbroglio)は、1959年制作のイタリア映画

ローマで起きたある殺人事件を捜査する警部の目を通して、ローマ市民の様々な人間模様を描き出していく。カルロ・エミーリオ・ガッダ原作の小説「メルラーナ街の混沌たる殺人事件」の映画化。ピエトロ・ジェルミ監督・主演。

主題歌の「死ぬほど愛して」(Sinnò me moro 歌:アリダ・ケッリ[2])は、イタリアを始め世界中で大ヒットし[3][4]、「アモーレ・ミオ」という題でも知られている。

あらすじ[編集]

ある日、ローマの一角で殺人事件が起きた。被害者はバンドゥッチ家夫人のリリアーナ。事件の捜査に当たるイングラヴァーロ警部は、彼女の夫や遠縁の医師ヴァルダレーナを有力な容疑者としてにらむが、何も決め手はない。

やがて、イングラヴァーロ警部がリリアーナの夫やヴァルダレーナ、バンドゥッチ家の女中アスンティナらと接するうちに、彼らの様々な人間模様が浮かび上がってくる。

キャスト[編集]

映画のワンシーンより。左からピエトロ・ジェルミクラウディア・カルディナーレエレオノラ・ロッシ=ドラゴ
役名 俳優 日本語吹き替え
NHK TBS
イングラヴァロ警部 ピエトロ・ジェルミ 加藤和夫 纓片達雄
アスンティナ クラウディア・カルディナーレ 北村晴子 宗形智子
ヴァルダレーナ フランコ・ファブリッツィ
ヴィルジニア クリスティーナ・ガヨーニ
バンドゥッチ クラウディオ・ゴーラ 川久保潔 山崎直衛
リリアーナ・バンドゥッチ エレオノラ・ロッシ=ドラゴ 寺島信子 京田尚子
ディオメーデ ニーノ・カステルヌオーヴォ 津嘉山正種
サーロ部長刑事 サーロ・ウルツィ 神山卓三
演出 斯波重治
翻訳 榎あきら
効果
調整
制作 オムニバスプロモーション
解説 淀川長治
初回放送 1971年8月21日
『劇映画』
15:00-16:52[5]
1974年6月10日
月曜ロードショー

受賞[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]