中島通子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中島 通子(なかじま みちこ、1935年9月9日 - 2007年7月29日(日本時間30日)) は、日本の弁護士。

東京出身。東京大学文学部、同法学部卒、1967年弁護士登録[1]。中島通子法律事務所所長。日本弁護士連合会女性の権利に関する委員会委員長。女性労働問題が専門。日産自動車の男女差別定年制裁判などを担当し、男女雇用機会均等法制定にも貢献した。2007年、ハワイハナウマ湾でシュノーケリングをしていた際に水難事故により死去[2][3]

著書[編集]

  • 『女が働くとき読む本 ワークステージ別均等法・労基法』有斐閣選書 1988
  • 『「女が働くこと」をもういちど考える』労働教育センター 1993
  • 『女が働くこと生きること』労働教育センター 2002

共編著[編集]

  • 『変わる女性の世界 学習・婦人差別撤廃条約』笠原郁子共編 労働教育センター 1984
  • 『働く女が未来を拓く 私たちの男女雇用平等法』編 亜紀書房 1984
  • 『女子労働法の実務 均等法・労基法・派遣法・パート法の解釈と運用』林浩二,中下裕子共著 中央経済社 1988
  • 『男女同一賃金』中下裕子,山田省三共著 有斐閣選書 1994
  • 『賃金の男女差別是正をめざして』野村美登,中下裕子共著 岩波ブックレット 1994
  • 『21世紀の男女平等法』大脇雅子,中野麻美共編 有斐閣選書 1996
  • 『ワーキング・ウーマンのためのQ&A100』福沢恵子共編著 亜紀書房 1997
  • 『働く女性の法律Q&A』黒岩容子,中野麻美,岡部玲子共著 有斐閣選書 1999

論文[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『現代日本人名録』
  2. ^ 日本人名大辞典
  3. ^ 訃報 中島通子弁護士 野村羊子ブログ、2007年8月1日