ロゲルギスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

ロゲルギストは、1950年代末から数十年つづいた物理学者同人会で、毎月集まって身近な物理現象を始めとして宇宙や生命現象、さらには社会現象にまで及ぶ広範な話題を取り上げて自由闊達な議論を交わし、その結果を踏まえて順次交代でエッセイを執筆した。

発足当時のメンバーは

の5名で、間もなく

が加わって7名となった(カッコ内はエッセーの筆者名「ロゲルギストX」の X として使用した署名)。1959年2月に雑誌『自然』(中央公論社)に掲載されたことを正式なデビューとしている。それから24年間にわたって連載されたエッセイは順次まとめて出版され、岩波書店からの『物理の散歩道』シリーズ計5冊および中央公論社からの『新 物理の散歩道』シリーズ計5冊となった。

会の名称は、ギリシャ語のロゴス(logos、言葉)とエルゴン(ergon、仕事)とを繋いで作った言葉「ロゲルギーク (Logergik)」に由来し、「『情報』と『エネルギー』の両面から物理現象を見直す」という会の考え方を表している。 ちなみに「ロゲルギーク」の概念はノーバート・ウィーナーサイバネティクスに対する対抗概念たることを画策したものであったことらしいから(「はじめに」、『物理の散歩道』岩波書店、1963年)、当時にしては甚だ旺盛な野心がうかがえる。

[編集] 書籍

[編集] 参考文献

  • 磯部孝「ロゲルギストたち」『科学』69巻9号、763-765頁、1999年
  • 「特集 ロゲルギスト『物理の散歩道』のこころ」『科学』79巻8号、2009年
個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス