レンピ・マリア・ロトヴィウス

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レンピ・マリア・ロトヴィウス(Lempi Maria Rothovius、1887年10月2日 - 2000年6月17日)は、フィンランド歴代最高齢の人物である。死去時点で北欧歴代最高齢であったが、現在はスウェーデンアストリッド・サキリソンが歴代最高齢となっている。

略歴[編集]

1887年、ピルカンマー県に両親の3番目の子供として生まれる。父は王室御用達の商館長であったカールロ・フリドリン・スパーフヴェンだった。一家は1885年トゥルクから引っ越してきたばかりで、1910年以前にはサロカーロクシーと名前を変えていた。幼少期はピアノと芸術を学んでいた[1]ビジネスカレッジヘルシンキフィンランド語版を卒業後銀行で働き[1]、戦前ごろにはナショナル・エクイティ・バンクフィンランド語版で支店長を務めていた。1885年生まれのスロ・リハルト・ロトヴィウスと結婚したが、リハルトがいつ死去し未亡人となっていたかはわかっていない。

その後は保健所の職員として働き、その一方、故郷で小学生のための寮を経営していた。晩年は主に娘とともに生活していた[2]文学クラシックを好んでいたという。80歳の頃より自身の記憶などから、19世紀のことを回想する日記を執筆していた[1]

2000年6月17日、112歳259日で死去[1]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d Suomen vanhin teki harvinaisen uran” (フィンランド語). Helsingin Sanomat (2000年6月19日). 2022年7月13日閲覧。
  2. ^ Vanhin suomalainen tänään 111-vuotias” (フィンランド語). Yle Uutiset (1998年10月2日). 2022年7月13日閲覧。