プルケ

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グラスに注がれたプルケ。プルケは白くてどろりと濁った酒だが、市販品は色をつけたものも多い。
市販の缶入りプルケ, Alc. 6% by vol.

プルケ(Pulque)はの一種。マゲイ(Maguey)というリュウゼツランの1種の汁を発酵させて作るメキシコの伝統的な飲料である。

製法[編集]

原料はメキシコに自生しているマゲイ (maguey) というリュウゼツランの一種である。この種は乾燥して冷涼な高原地帯を好み、イダルゴ州トラスカラ州に自生している。西暦200年ごろにはすでに栽培されていたと考えられており、酒を作る以外にも繊維からロープを作ったり、刺は針として、葉の薄い膜は料理用の紙として利用された。「maguey」という品種名はスペイン人によって与えられたものでタイノ族に由来している。古代ナワトル語では「metl」と言った。

株が十分に生長すると中央部が伸びてくる。これが花茎で糖分を花に送るためのもので20フィートほどになるが、この茎を折って中に詰まった糖分の豊富な液を採取する。これを発酵させてプルケができる。

歴史[編集]

プルケの起源にはいくつかの説があるが、少なくとも1000年以上前に発明されたものだろうと考えられている。アステカ神話にはリュウゼツランの神としてマヤウェルという神が描かれている。

西暦200年頃にはあったとされており、先住民の間では宗教的にも重要なものとされてきた。猿を象ったアステカのプルケ容器が多く残されている。

ギャラリー[編集]

関連項目[編集]

  • チチャ - 同じくアメリカ大陸先住民の伝統的な酒。こちらはアンデス地方で呑まれている。

外部リンク[編集]