プリメーラ・ディビシオン (アルゼンチン)1923

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プリメーラ・ディビシオン1923
アルゼンチンの旗 プリメーラ・ディビシオン
開催国 アルゼンチンの旗 アルゼンチン
優勝 ボカ・ジュニアーズ (AAF)
CAサン・ロレンソ・デ・アルマグロ (AAmF)
1922
1924
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プリメーラ・ディビシオン1923は、アルゼンチンのサッカーリーグ1部プリメーラ・ディビシオンの第31回目のシーズン[1]である。アルゼンチンサッカー協会 (AAF)と分裂団体「アマチュアサッカー協会」 (Asociación Amateurs de Football = AAmF)が、それぞれ別々にリーグ戦を開催した[2]



コパ・カンペオナート (AAF)[編集]

プリメーラ・ディビシオン (AFA)
優勝したボカ・ジュニアーズの選手たち
優勝 ボカ・ジュニアーズ (3回目)
...
得点王 アルゼンチンの旗 ドミンゴ・タラスコーニ
(ボカ・ジュニアーズ)
(40点)

1923年3月11日から1924年4月27日まで行われた。CAパレルモが新規加盟し、CAオール・ボーイズCAテンペルレイ、ビジャ・ウルキサ、アルヘンティーノ・デ・バンフィエルド、アルヘンティノス・ジュニアーズが2部リーグから昇格し[3]、23チームとなった。ホーム・アンド・アウェー2回戦総当たりのリーグ戦形式である。ボカ・ジュニアーズが3回目の優勝を決めた[4]

結果[編集]

レギュラーシーズン[編集]

チーム 出場権
1 ボカ・ジュニアーズ 30 24 3 3 87 19 +68 51
2 CAウラカン 29 23 5 1 71 20 +51 51
3 スポルティーボ・バラカス 28 18 4 6 60 28 +32 40
4 スポルティーボ・ドク・スド 28 13 11 4 35 21 +14 37
5 CAパレルモ 25 14 5 6 33 26 +7 33
6 エストゥディアンテス・デ・ラ・プラタ 22 14 4 4 44 18 +26 32
7 CAヌエバ・チカゴ 27 13 6 8 36 39 −3 32
8 AAアルヘンティノス・ジュニアーズ 28 10 9 9 30 25 +5 29
9 CAデル・プラタ 29 10 9 10 34 35 −1 29
10 CAオール・ボーイズ 32 10 8 14 31 41 −10 28
11 CAテンペルレイ 30 11 5 14 36 40 −4 27
12 クルブ・プログレシスタ 30 10 7 13 44 50 −6 27
13 クルブ・エル・ポルベニール 33 8 11 14 26 44 −18 27
14 アルヘンティーノ・デ・キルメス 27 11 4 12 27 33 −6 26
15 プラテンセⅡ 28 8 10 10 23 30 −7 26
16 スポルティーボ・パレルモ 18 9 6 3 27 17 +10 24
17 クルブ・サンフェルナンド 29 8 7 14 32 45 −13 23
18 CAアルベアル 30 9 5 16 37 56 −19 23
19 スポルティーボ・デル・ノルテ 30 6 8 16 30 50 −20 20
20 アルヘンティーノ・デ・バンフィエルド 28 6 6 16 37 61 −24 18
21 ボカ・アルムニ 31 6 6 19 32 63 −31 18
22 スポルティーボ・ビジャ・ウルキサ 31 4 8 19 17 41 −24 16
23 CAポルテーニョ 27 3 8 16 26 53 −27 14

優勝決定戦[編集]

ボカとウラカンの勝ち点が並んだので、2試合制の優勝決定戦にもつれこんだ。セカンドレグを終えて同勝ち点で決着がつかず、会場を移動した3試合目も決着がつかず、さらに別会場に移動して行われた4試合目でボカが優勝を決めた。

試合 チーム1 チーム2 1stレグ 会場1 開催地1 2ndレグ 会場2 開催地2 勝ち点
優勝決定戦 ボカ ウラカン
3–0
スポルティーボ・バラカス ブエノスアイレス
0–2
スポルティーボ・バラカス ブエノスアイレス
2–2


試合 チーム1 チーム2 結果 会場 開催地
優勝決定戦 ボカ ウラカン
0–0 (a.e.t.)
エスタディオGEBA ブエノスアイレス
優勝決定戦 チーム1 チーム2 結果 会場 開催地
優勝決定戦 ボカ ウラカン
2–0
スポルティーボ・バラカス ブエノスアイレス



AAmFのプリメーラ・ディビシオン[編集]

プリメーラ・ディビシオン
シーズン 1923
優勝 CAサン・ロレンソ・デ・アルマグロ (1回目)
...
得点王 アルゼンチンの旗 マルティン・バルセロ
(ラシン・クルブ) (15点)


1923年7月22日から1924年1月20日まで、AAF側リーグと同じ方式で行われた。CAパレルモが降格し、2部リーグからアルヘンティーノ・デル・スドが昇格し21チームとなった。CAサン・ロレンソ・デ・アルマグロが初優勝した。

結果[編集]

チーム 出場権
1 CAサン・ロレンソ・デ・アルマグロ (C) 20 17 1 2 34 13 +21 35
2 CAインデペンディエンテ 20 15 2 3 40 8 +32 32
3 CAリーベル・プレート 20 14 3 3 29 12 +17 31
4 ラシン・クルブ 20 14 1 5 46 16 +30 29
5 CAバラカス・セントラル 20 12 4 4 24 13 +11 28
6 ヒムナシア・イ・エスグリマLP 20 11 2 7 23 14 +9 24
7 クラブ・アルマグロ 20 6 8 6 20 19 +1 20
8 CAサン・イシドロ 20 7 5 8 27 24 +3 19
9 CAベレス・サルスフィエルド 20 8 3 9 20 25 −5 19
10 スポルティーボ・ブエノスアイレス 20 8 3 9 21 29 −8 19
11 アルヘンティーノ・デル・スド 20 7 5 8 13 19 −6 19
12 CAティグレ 20 7 4 9 20 25 −5 18
13 CAプラテンセ 20 6 5 9 20 25 −5 17
14 キルメスAC 20 7 2 11 28 33 −5 16
15 CAアトランタ 20 6 4 10 19 29 −10 16
16 CAバンフィエルド 20 5 6 9 14 24 −10 16
17 デフェンソーレス・デ・ベルグラーノ 20 4 7 9 17 18 −1 15
18 クルブ・フェロ・カリル・オエステ 20 6 3 11 12 26 −14 15
19 エストゥディアンティル・ポルテーニョ 20 3 7 10 17 36 −19 13
20 エストゥディアンテスBA 20 2 7 11 12 31 −19 11
21 CAラヌース 20 2 4 14 17 34 −17 8



脚注[編集]

  1. ^ 1891年のリーグをカウントしない場合。
  2. ^ Pablo Ciullini. “Argentina 1923”. RSSSF. 2022年4月29日閲覧。
  3. ^ Osvaldo José Gorgazzi. “Argentina - Clubs and List of Divisional Movements 1931-2006”. RSSSF. 2022年4月28日閲覧。
  4. ^ Pablo Ciullini. “Argentina 1923”. RSSSF. 2022年4月29日閲覧。

外部リンク[編集]