プランク (人工衛星)
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| プランク | |
|---|---|
| 所属 | 欧州宇宙機関 (ESA) |
| 公式ページ | Planck - Home Page |
| 国際標識番号 | 2009-026B |
| 状態 | 運用中 |
| 目的 | 宇宙望遠鏡 |
| 観測対象 | 宇宙マイクロ波背景放射 |
| 打上げ機 | アリアン5 |
| 打上げ日時 | 2009年5月14日13:12GMT |
| 物理的特長 | |
| 質量 | 1800kg |
| 軌道要素 | |
| 周回対象 | 太陽-地球系 |
| 軌道 | L2点 |
| 観測機器 | |
| LFI | 低周波装置 |
| HFI | 高周波数装置 |
プランク (Planck) は、宇宙背景放射を観測するための高感度・高分解能の観測装置を備えた人工衛星である。ESAで2000年に3番目の中規模計画として計画された。当初はCOBRAS/SAMBAと呼ばれていたが、後にノーベル物理学賞を受賞したドイツのマックス・プランクにちなんで改名された。
NASAのWMAP探査機が広視野・低感度であるのに対し、プランクは対照的である。相補的な成果や宇宙創世記の解明が期待される。
プランクは、2009年5月14日にアリアン5でハーシェル宇宙望遠鏡と共に打ちあげられ、7月にはL2点に投入された。2010年2月には2回目の全天サーベイを開始した。 2013年3月21日に、全天の宇宙背景放射マップが公開された。NASAのWMAPが観測したデータよりも高精度な宇宙背景放射マップが完成し、宇宙の年齢もこれまでよりやや古い約138億年であることが確認された[1]。
2012年1月14日、2つの観測装置のうち高周波数装置 (HFI) が冷却剤の枯渇のため寿命を迎えた。以降は低周波数装置 (LFI) のみで観測を続ける予定である[2] 。
目次 |
観測装置 [編集]
低周波数装置 (LFI) と高周波数装置 (HFI) [3]から成る2台の装置が搭載されており、両方とも30GHzから857GHzの偏波と光子を検出する。
低周波数装置 [編集]
| 周波数 (GHz) |
帯域 ( ) |
分解能 (角度分) |
感度 (total intensity) , 14か月観測(10-6) |
感度 (polarization) , 14か月観測(10-6) |
|---|---|---|---|---|
| 30GHz | 0.2 | 33 | 2.0 | 2.8 |
| 44GHz | 0.2 | 24 | 2.7 | 3.9 |
| 70GHz | 0.2 | 14 | 4.7 | 6.7 |
LFIは3つの帯域があり、30GHzから70GHzをカバーする。検出器はHEMTである[3]。
高周波数装置 [編集]
| 周波数 (GHz) |
帯域 ( ) |
分解能 (arcmin) |
感度 (total intensity) , 14か月観測(10-6) |
感度 (polarization) , 14か月観測(10-6) |
|---|---|---|---|---|
| 100GHz | 0.33 | 10 | 2.5 | 4.0 |
| 143GHz | 0.33 | 7.1 | 2.2 | 4.2 |
| 217GHz | 0.33 | 5.0 | 4.8 | 9.8 |
| 353GHz | 0.33 | 5.0 | 14.7 | 29.8 |
| 545GHz | 0.33 | 5.0 | 147 | N/A |
| 857GHz | 0.33 | 5.0 | 6700 | N/A |
HFIは100GHzから857GHzの間で6つの周波数帯を持つ。ボロメータで光子を検出する。4台の低周波帯では感度は線形であるが、2つの高周波帯では違う[3]。
脚注 [編集]
- ^ “「プランク」が宇宙誕生時の名残りを最高精度で観測”. AstroArts. (2013年3月22日) 2013年4月10日閲覧。
- ^ “Planck Telescope Warms up as Planned”. NASA JPL. (2012年1月17日) 2012年1月28日閲覧。
- ^ a b c Blue Book, Chapter 1
- Planck: The Scientific Programme (also known as the Blue Book). European Space Agency. ESA-SCI(2005)-1. Version 2.
)
, 14か月観測