フラザスルフロン

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フラザスルフロン
flazasulfron[1]
識別情報
CAS登録番号 104040-78-0
特性
化学式 C13H12F3N5O5S
モル質量 407.33 g mol−1
外観 白色の結晶または粉末
融点

180 °C, 453 K, 356 °F

への溶解度 0.027mg/ml(pH5、25℃)
2.1mg/ml (pH7、25℃)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

フラザスルフロン: flazasulfron)は、スルホニルウレア除草剤の一種である。


用途[編集]

日本の石原産業が開発した除草剤で、などに適用される。日本では1989年12月1日に農薬登録を受け、商品名に「シバゲン」「カタナ」などがある[2]。ALS阻害剤として、アセト乳酸合成酵素の働きを阻害することにより作用する[3]

脚注[編集]

  1. ^ 安全データシート石原産業
  2. ^ 『農薬毒性の事典 改訂版』
  3. ^ Flazasulfuronde:Römpp Lexikon Chemie(ドイツ語)

参考文献[編集]

  • 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典 改訂版』三省堂、2002年、170頁。ISBN 978-4385356044